前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

安佐北区災害ボランティアセンターの一日!?

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 朝の日課を終えた私 阿蘇出身の「市ちゃん」を迎えに行き災害ボランティアセンターへ向かう本日

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 ふと気付くと安佐北区災害ボランティアセンター付近になるといくつかの電信柱に駐車場への簡易式の案内ボードが目に留まりました。 

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 毎朝の様に行うボランティアセンターの朝礼から始まり サテライト組は資材を準備しいざ現場へ向かってくれました。

 

◎ここで安佐北区災害ボランティアセンターの一日の流れを簡単にまとめてみたいと思います

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まず安佐北区では街中と言う事もあり立ち上げ当初から駐車場の問題がありました。どうにかボランティアセンターから数分の場所にあった元可部高校(広島市安佐北区可部東三丁目17-2)の跡地をお借りする事だ出来たので参加する為に来てくれたボランティアの方々を誘導し貰う事にしています。 因みに先日もそうですが近隣のスーパー等に駐車してしまうボランティアの方が居られる様に色々とご迷惑を掛けている声が届いていますので 近隣のスーパーへの駐車はご遠慮ください。

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受付を済ませた方は次に待機場所に移動してもらい人数と時間が揃えばボランティアへの心へや注意事項等のお話を来てもらうオリエンテーションと言うものを行い、番場へのマッチングと言う事を行います。 

 また安佐北区では大きく分け3つの地区(大林、三入、可部東地区)で被害が出た事から二つの地区でサテライトを作り、車で移動して貰っているのですが、ここ本部でそのサテライト行もマッチングもして貰っています。

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 車で移動する事約20分でサテライトに到着したボランティアは現地にいる住民、係りのモノが準備してくれた本日の活動場所に指示の元 資材を借り現場に向かいます。大林地区は基本歩き、三入地区は車での乗り合わせなど各サテライトでの対応はまちまちですので その点のご理解とご協力をお願いしたいと思います。

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 現場に行くとご依頼の方とお話をして作業に入るのですが 作業内容なお宅によってまちまちですのでしっかりお宅の方の指示を聞き活動に入って貰います。しかし ここで気を付けて貰いたい事が一つあるんですが 被害に遭われた方々も初めての経験の方が多くボランティアの方にどのような指示を出していいのか分からない方が多いです。 お困り事ややった欲しい事を住民の方から聞き メンバーと話会い 何をどうするか?これは安全か?ボランティア対応していいのか?など考えて活動に入って貰いたいと思います。また 沢山のボランティアでお宅に駆け付けた際 作業も進みますが 住民の疲労も本当に沢山のモノになります。沢山の方が話し掛け気疲れにならない様にどうか住民の方への配慮を考えて欲しいと思います。

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お昼過ぎの3時でボランティア活動は終了になります。各自作業をした現場から本部やサテライトに帰ってきてリーダーになった方は本日の活動報告を聞かせて貰います。その際 作業の内容もそうですが住民の変化、疲れ、様子など気付いた点があった際はお聞かせしてもらいたいと思います。

 またその他のボランティアの方々は資材を洗ったり、うがいや長くつを洗ったりと現場からの消毒も忘れずに行い 一日の活動は終了です。

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 勿論 日本各地の災害ボランティアセンターは全てがこの形でなく 地域によって、被害状況によって色々な形のセンターを作り上げます。今回の安佐北区ではこの様な形の流れがボランティアの方への負担が無く、少しでも被害に遭われた方のお宅にご案内出来ると考え作り上げているものですが それもこれも沢山のスタッフが居るから出来る事です。

 特にサテライトで慣れない運営側のお手伝いをしている大学生の力には本当に感謝です。彼らが居なくては きっともっとセンターとして周っていないと思います。

そんな毎日の活動を行いながら日々問題点を修正する為にミーティングを行い、明日の活動につなげる努力をしています。

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 因みにそのミーティングで揉んで貰った問題を夜遅くまで作業をしている方が居ます。 朝7時近くから動き出す災害ボランティアセンター そして気付けば10時と。。。 少しでも被害に遭われた方々が笑顔になって欲しいと思い!

 

 最後に今回の災害は人的被害が大きく 沢山の報道が入っている為 沢山の方々の関心が高い災害になっている様です。私の方にも今まで知り会った方々が連絡があり私の知っている現状をお伝えさせてもらっていますが 避難指示の関係や捜索の関係上 未だに入れない現場もあり活動範囲が狭く沢山来てくれたボランティアの方々をご案内できないケースが起きています。 声をあげている方がいるのにそこに派遣出来ない現状と安全を確保する事の大切ななど運営側も本当に歯がゆい思いをしています。 ただ一つだけ言える事は「命の大切さ」 どうか安全第一で行動し欲しいと思います。災害ボランティアに関わったからには個人ではなく ボランティアと看板を背負った1人の人です。 一人の行動が全てのボランティアの鏡になります。 これからも活動を続ける為には、これからも困っている方に手を差し伸べる為にも 安全でかつ大きな視界を持って活動に当たって欲しいと思います。 

  全ては未来の笑顔の為に。。。 今 自分に「何が出来るか?」  決して自分の為に動くのではなく 困っている方の事を考えて欲しいと思います。 それがボランティア、助け合い、ユイマールの原点だと思うから。。。 これからもご理解とご協力と大人の対応をお願いしたいと思います。

 

また明日もまた日中はツイッターや結のFacebookで情報発信していきたいと思うので 気になる方はこちらからチェックしてみてください。

 

未来の「笑顔」の為に~    for smlie of the Future

 

tom