前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

動き出した初動の大切な想い!?

   

 台風の影響があまりなかった本日の日曜日 八木地区には沢山のボランティアの方々が現場で活動をしていました。

 発災直後と比べると比較にならないボランティアの数ですが 二ヶ月近く経とうとしている今 こうして今も災害地に足を向けて着てくれるボランティアの方々がいる事は本当に凄い事だと思います。平日仕事をしている方、自分のお金を使い遠方から駆けつけてくれた方、用事を開けていて参加してくれる方々など ボランティアと言う事で当たり前かもしれませんが自分の人生を使いここに来ている方々がこれだけいるという事に一人の日本人として凄く嬉しく思います。 各地で災害支援をさせてもらっていると沢山の方々とお会いします。勿論 その中には仕事で災害ボランティアセンターの運営をしている方も居られますし、中には仕事の一環で作業に来られる方々もおられます。しかし参加している方々の基本は個人であり、自らの想いで参加している方が大半で自分の意思と自分の時間と自分のお金を使い 活動に参加するしています。 そんなボランティアの方々とのお話の中でよく聞く言葉に「自分の為にやっている」と言う方が多いのですが しかし 自分自身の為だけにこうして活動に参加している方はいないと思っています。 災害発災後、行動の一歩になった初動はやはり「誰かの為に何か出来ないか?」だったと思います。 それをもっともっと廻りの方々が気付いて欲しいと願い それが当たり前になってはいけない事だと感じます。

  

 そんな大切な現場との距離を持って関わっている方々の事を考えながらも 全ては現場で何が出来るかだと思いつつ 本日も安佐北区安佐南区を走る私はお昼前から加部東地区に出向きちょっとしたサロン的な活動の始まりのきっかけになる「もみほぐし」を行っている事を聞き集会所へ 

 土砂出しなどのハード面も少しづつ片付いていく中 次のステージの為の準備が着実に出来ていると感じさせてもらいました。 それもこれも運営側の方々がしっかり現場に足を運ぶ事で 今の必要性を感じ今後の方向性をイメージする事が出来るからなのかもしれません。

 また安佐北区は災害ボランティアセンターが立ち上がった時から沢山の地元ボランティアの方々が参加してくれ地元の方々など皆で作り上げたセンターの雰囲気があり、今もこうして週末型ボランティアセンターの形になったのですが 必要な時来てくれる方々が多くいる事も安佐北区の宝だと思います。

  

 そんな安定した安佐北区から安佐南区に一度戻り 活動を終えたボランティアの方々を一通り見送りさせてもらいました。 それにしてもこうして人が集まると色んな問題も浮上します。 しかし 本来の目的「何の為に動き出したか?」その初動の気持ちが今もまだそこにあるのなら 何の問題はないのだと思います。 気が付けば見失ってしまう方々の姿を見ながら 改めて自分自身の初動の大切さを感じさせてもらっている最近です。

 また夕方から 天候が悪くなり台風の影響が出始める予報になっている事から私なりの防災としていつでも走れる様にスタンバイ体制をさせてもらいました。 それにしても何も起こらない事を祈りつつも 今夜は今回の大型で強い台風19号の動きは気になります。

 

未来の「笑顔」の為に~    for smlie of the Future

 

tom