前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

きっかけを大切に。。。!?

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昨夜の内に山口県萩市に走った私 災害直後から約1ヶ月ほどお世話になった「キャンプ場」「道の駅」の管理者にご挨拶して 1年8ヶ月前の当時を少しだけ思い出させてもらいました。

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さって本日山口県萩市に来たのは一昨年の2013.7.28に起きた「山口・島根豪雨」で被害を受けた萩市で災害支援に関わらさせて貰った経緯でその時お世話になった「萩市社会福祉協議会」が開設した「萩市災害ボランティアセンター」の振り返りと共に災害ボランティアセンターの役割や必要性などを考え、地域の方々を始め社協職員と共に災害ボランティアセンタースタッフ運営の講座を行いその中の一コマで「萩市VCで見えた来た事」と題して「伝える活動」を行わさせてもらえるというありがたいお言葉を頂き お邪魔させてもらいました。

 

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 また主催の社協さんのご理解とご協力を頂き ”Kiroku”プロジェクトと題して一年以上製作期間をかけて昨年7月に発行した「阿蘇の記録集」を始めただ今 広島で活動を行っている際に立ち上げ応援している復興応援Tシャツ企画「The Re:strat」のTシャツ販売もさせて貰いました。

 広島に駆け付けてくれた方、萩市の災害の際毎日の様に通ってくれていた方、広島に知り合いが住んでいる方など色々な方が興味を持って頂き 沢山の広島への想いが集まりました。 そのお気持ちをしっかり届けたいと思います。

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 さって今回の「伝える活動」は、一昨年に災害を経験し災害ボランティアセンターを立ち上げる事になった萩市。だからこそ、災害というモノが少しだけ近くに感じているモノだと思い。また当時支援に入り感じ、学ばさせて貰った事などを中心に、この四年の月日で各地で災害支援の活動を行い感じさせてもらった事などを織り交ぜてにお話させてもらいました。

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 お昼を挟み午後からは山口県社会福祉協議会の方からの災害ボランティアセンターの在り方や萩市災害ボランティアセンターの当時の様子などを説明をされ、自分たちがもし災害ボランティアセンターのスタッフなったら何が出来るかを考えるワークショップを行い 各テーブルで色々な声を出し合っていました。

 それにしても今回の講座を少し遠巻きに見ていると下は中学1年から80歳を過ぎた方が参加している所が印象的な講座になっていました。中学生の想い、40代の目線、60代の考え方、80代の声など多種多様な方々参加し集まったからこそ色々な事に気付くのだと思いました。それにしても地域の方がここで災害ボランティアセンターの運営を気にしている事は本当に凄い事だと思いました。

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 4時近くまで行った講座の片付けを終えた後、災害後 毎日の様に会議、ミーティングを行っていた会場に移動して ちょっとした懇親会を行う事に。。。

 災害後の1ヶ月ほど当時小学生だった彼女たち、夏の熱い日々の中で泥まみれになりながら活動してくれたボランティアの方々、毎日の様に通て資材を運んでくれた地域の方、遅くまで会議や明日の打ち合わせなどを行っていた職員、地元であり行政でもあり今も復興に向けた頑張っている方など 当時あまり語る事が出来ずあまり歩めなかった事もあったかもしれない方々が 共に大変な時期を乗り越えこうしてまた同じ場所で気を張らずお話をしている事は本当に素敵な事だと思うし、色々な意味でのきっかけを大切にして関わった皆で「地域」を大切にしようという気持ちが一つなのだと感じさせてもらいました。

 今回この様な貴重な日にお声かけ頂き 参加させてもらった事本当に感謝しています。 起きないで欲しい災害に対して起きた時に何が出来るか? その時に人間の力が見えるのだと思うし、それを乗り越える為に力を合わせるのかもしれません。 だからこそキズナが深まり仲間になるのだと思います。 色々な場所で色々な方と出会う人生の中で何を「きっかけ」でどう繋がっていくのか?それを大切にするのか?広げるのか?全ては何事も自分次第なのかもしれません。一歩を踏み出した方こそその「きっかけ」に出会えたのだと思うと全ての出会いに感謝!