前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

地域にしかない事!?

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 休日の朝らしい一日のスタートを切った本日 先日和歌山から帰る際に頂いたお土産の石窯パン ポポロの美味しいパンに舌を打ち 復興応援Tシャツ企画「The Re:strat」の制作に明け暮れる長期ボランティアの「藤さん」を横目に月曜日に予定している二つの「伝える活動」の為の準備を行う私。 それにしても一日に二本も活動させて貰える事にありがたく感謝ですが 両方とも伝えたい事は似ているのだが聞き手の方が違うので少し趣を変えていきたいと感じているのですが。。。。

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 午後から「すまいる」に顔を出す前に郵便ポストに立ち寄り、先日「すまいる」のメンバーに書いてもらった 災害直後に入ってもらった災害支援の先輩や関係者への感謝への手紙を出させてもらい。本日はお休みの「すまいる」にてちょっとした棚卸しをさせて貰いました。

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また棚卸しを終えた後は最近足を運んでいなかった地域へ

 本日は福岡県から大学生を中心に団体の方が来てくれて田んぼの石拾いを行っているという事を事前に聞いていたので少しだけ顔を出させてもらい 地域の方と共にお話させてもらいました。 それにしてもこの田んぼを人海戦術で石拾いを終えたメンバーに対して感謝している地域の方の嬉しそうな顔を見ていると色々な事を感じさせてもらいました。因みに今年の5月頃には手植えで植えるそうです。

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 三入地区の石拾いの活動を見させてもらい そのまま大林地区に足を運ぶ事に以前から気になっていた田んぼや年末にお話した時にリホームをして春からは戻る予定にしていたお宅や以前大学生を始め沢山のボランティアの方と共に土砂出しをして玉ねぎを植える事が出来た畑、家の裏が崩れており長い事片付かなかった土砂、被害が大きくいつになったら手を付けるのかと思っていた田んぼなど 長い事周っていない間に色々変化を感じさせてもらいました。

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 またその流れで可部東地区の新建自治会に足を延ばし 歩かさせてもらったのだがまだまだ始まったばかりの河川を見ながら今年の梅雨の事を考えると色んな事で心配になります。 

 午前中 少し雨が降ったけれど 午後からはポカポカ陽気な昼下がりになった本日梅の木の下で地域の方々が集まりお話をしている所にたまたま通りかかった私 こうして呼び止めて頂き お茶をする時間が本当に幸せで何より大事だと思っています。地域を歩き色んな事を感じながら地域の方とお話をさせて貰う事で色んな事が見えて来る。そしてそれにたいして何が支援できるか?何が必要なのかと考えるからこそ次が見えて来るのだと思う。 災害支援を行うのは初めてだから何を行っていいのかわからないという方々が多いと思おうが 基本全ての方は初めてに近いと思うし、災害支援に関わらさせて貰っている私も広島市での支援活動は初めてである。災害が同じとして無いように災害支援の形も同じとして無いと考えている私からして 毎回の災害地は初めての連続であり、何をどの様にしたら地域の為に、何が住民の為になるのか考えています。 その為に地域を歩き自分自身の目で耳で口で探っているのだと思います。

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 そんな事を感じさせてもら改めて現地を歩く事、地域で感じる事の大切さを考えさせてもらい、誰も居ない「すまいる」に戻り、一人月曜日の「伝える活動」の資料作りを行っていると 休日ですが「石さん」の姿が。。。。 ちょいと可笑屋に移動して夕飯を頂き 三入地区の自治会の会議にお邪魔させてもらいました。 色々な方が集まり生活を行っている自治会 少しだけ外から傍観させて貰い改めて難しさを感じさせてもらいながらも、それでも地域の事を思うと進めなくてはいけない事がある事にもっともっと難しさを感じます。

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 話変わり 昨夜お借りしているお宅の近所のお父さんが意識が無くなり近くまで救急車が来たのですが 道が細く救急車の転回が難しそうにしていました。 遅くにお父さんが無事戻られたからよかったのですが、緊急車両が入りきれないほどの密集度、細い道の問題点を改めて感じさせてもらいました。 近所で火事が合ったとしたら? 昨夜の様に救急車が来て一分一秒でも争う時だったら?? 災害が発生しそうに感じた際に避難する時は??? 考えただけでもどんどん出てきてしまうくらい 問題を感じてしまいました。