前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

「復興への道」への応援!?

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 昨日の午後から降り続いた雨 今年に入り一番降ったのではないかと言うくらい降っていたので 朝からちょいと昨年の現場を周る事に。。。。

 まずは可部東地区の新建地区に足を運ぶと 雨で本日のお仕事がお休みになったのか 地域の方々はご自宅付近で作業を行っていました。 側溝には山の方から流れて来たであろう砂が溜まっていたり、山から沢山の水が流れてきていたりと昨夜の雨での影響が目に見えて今後の事を考えると色々感じさせて貰いました。

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 また三入、大林地区にも足を運ばせて貰い 被害が合った奥の集落や以前からお世話になっていてその後が気になっていたお宅にお邪魔させて貰い数ヶ月振りに再会した住民の今の課題とこれからの不安など色々と聞かせて貰いました。

 また ちょくちょくお世話になっているお好み焼き「まこ」さんでお昼を食べながら 地域の方と密着しているお店の存在に改めて広島でのお好み焼きの存在の大きさと30年近くこの地で焼き続けているお母さんの存在に関心させて貰いました。

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  お昼過ぎには発災直後から安佐北区の災害ボランティアセンターに詰めて来てくれていた「子どもネットワーク可部」のメンバーでもある「増さん」のお宅に付近を散歩しながら 数年前に山から倒れて来た木の事や昨年崩れて土砂が流れて来た事など 昨年大きな被害が出なかったが いつ何時被害が出てもおかしくない様な状況が近くにいくらでもある事を気付かせてもらいました。  

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 また安佐北区から少し足を延ばし安佐南区の八木、緑井地区へ

災害直後からちょくちょく走り周って居た地域をこうして歩くと少しずつ変化している地域の様子を見させてもらい色んな事を感じさせて貰いました。 土砂が少しづつ無くなり、解体が終わりいくつも広い敷地が出来た場所に今も花をお供えしている方々が居る。世間の方々の脳裏から少しづつ距離が生まれている事は事実ではあると思うがそれでもこうして足を運んでいる方々がいる事も事実。災害から秋になり、雪が降る冬になり、桜が咲き散り始めた春になった今日この頃。 そして 季節は少しづつではありますが 夏に向かい再び梅雨がやってきます。 

  川側の平坦な面積が少ない中で大きな都市を作り上げた広島 山を切り開き沢山の団地を作り生活している方々が多くいる事を発災後滞在する中で気付かせてもらいました。 昨日から降り続いた雨で今年も梅雨の時期も近付いてきている事を感じさせて貰っている広島住民は今 何をどう思っているのだろうか? 

 これまで各地でお世話になった土砂災害が遭った地域(那智勝浦町阿蘇市伊豆大島町)で感じさせて貰った事は、この時期になると改めて生まれる「大きな不安」だからこそ 少しでもその不安を和らげる事が出来ればと考え、少しでも広島に滞在していたいと思っています。 

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 いつもより早い雨での帰宅と久し振りの贅沢なほどの夕飯を頂き 本日も感謝の一日を過ごさせてもらいました。

 今も昔も不器用な私は何が出来るかわからないですが、地域の方が地域の為に何をしたらいいのか、また地域の方と地域外の方が交流を持ち継続し繋がりが出来る様にこれからもお邪魔にならない程度に応援していきたいと思います。それが長く係る「復興への道」の応援であり、お手伝いになると信じているから。。。。