前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

一人独りの想い!?

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本日も「すまいる」では朝から昨日の続きの「すまいるペリカン」(個別訪問)の為、すまいる通信の準備を行い現場に向かうスタッフとボランティア方々を見送り 独り「すまいる番」(留守番)を行う私。 因みに昨日から歩いているの当時浸水被害などがあった地域で お宅によっては被害を受けていない方も居り、お気持ちや生活状況も今もまだ人それぞれです。

 そんな現場を歩きながら色んな事を感じているだろうメンバーが外出している際、 一人「すまいる番」をしている私も本当は少しでも現場に出たいのですが、こうして地元の方々が地域を歩く事の大切さを感じて貰う事が何より大事だと感じて貰えるきっかけになるのであれば 出しゃばらず表に出ないで電話番をしていたいと思います。またすまいる番を行いながらもPCを使いHP作製や資料作りなど出来る事はドンドン行いたいと思います。

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また午後からは今週の日曜日行われる地方選挙の為4回目の引っ越しを行わないといけない「すまいる」 引き続きボランティアの方々がお手伝いで集まってく、あっという間に半分の荷物を移動してくれました。

 また本日は東北から釜石ラーメンが「支援に使ってください」と言う事で送られてきたり、以前からちょこちょこと動き出している安佐北区の「若者拠点」の準備の為にホワイトボードを運んだり、先日ニュースで流れた地域の情報を見せてくれる為にDVDを持って来てくれたりと色んな方々が訪れる「すまいる」は本日もよく言えば「賑やか」、悪く言えば「うるさい」メンバーが集まってきます。(勿論心ある癖のある方々が多いです。)

 またそんな賑やかな引っ越しを行っている際にも、以前からお世話になっている地域の方が訪れてくれました。災害の際に床上浸水の被害を受けたお母さん その際に以前(建て替える前)のお宅(茅葺屋根)が写っている思い出の写真が土砂に漬かってしまい、バクテリアに食べられ始めていたので、お預かりしていた(写真修復ボランティアに出していた)のを受け取りに来てくれました。

 先日リホームを終えた様ですが、お母さん宅は水道が通っていない田舎の地域で災害前は山から出ていた水を使い生活をしていたのですが、昨年の雨で家の裏の山が崩れた為 水が確保出来ない状態になっている今、帰る家は完成したのにも関わらず帰れない状態で辛い気持ち(先が予測付かない為)になっている様でした。

 色んな方の環境、状況の中で色々な方が関わり、一瞬で起きた災害に対してこうして今も向き合っている方がいる現状。 勿論 被害を受けた地域の中でも皆違う想い、考え、状況があり、その中でこれから先の事を考え、一歩一歩前に進んでいるのだと思います。そしてこれから始まる梅雨、雨のシーズンの前の今だから また揺れる気持ち、不安の想いが募る事も多いのだと思います。 勿論 答えがある訳でもなく、何か特別な事が出来る訳でもないと思っていますが 少しでもその声に耳を傾けて共に悩んだり、考える人が増えればきっと住民も心強いと感じて貰えると思うだからこそ これからも地域の方々の側に邪魔にならない程度に応援したいと思います。