支援と言う名の出会い!?
ZENのベースに帰って来ると溜まった作業を遅くまで行ったりする為、朝起きると結構の時間になっている事が多い。本日もちょいと遅めの朝を迎え、昨日の新聞に目をやりながら、色んな事を考えさせて貰い貰いながらお昼過ぎから外へ
熊本市内から毎週の様に阿蘇に足を運び、秋には念願の阿蘇生活を始めようとしている「国さん」と被害が大きく地域の方々と共に復旧作業に関わった古城地区へ
途中 以前まで仮設住宅が合った場所に目をやるとそこには災害直後 仮設住宅を建てる前の芝生の景色に戻っていました。
古城地区に向かいながら 災害時に爪痕の様に抉られた外輪山の痛々しく砂防ダムが出来た場所に目をやるとそこには薄くではありますが 緑が生い茂っている事が遠巻きにも見えてあの日からの時間の経過を感じさせて貰いました。
また 毎回の様に顔を出させて貰っている地域に行くと庭先に出来たブルーベリーや道傍に咲いてある花々の姿や直実に進んでいる砂防ダムの様子やその手前でりっぱに広がっている畑やそこで取れた野菜の姿が前に飛び込んできます。そんな変わっていく景色を年に1~3回足を運びながら見ている私ですが、ZENの女子メンバーはちょくちょくと顔を出しお母さん達とお茶をしながら 色々なお話をしています。 三年と言う月日の中 何をするのでもなく足を運び地域の方々と他愛もない事で笑いながら、お茶を飲み、共に高菜漬けを付けたり、ひまわりを植えたりしている活動は本当に凄い事だと思います。
災害支援というきっかけで出会い、関係を持つようになった地元と他所モノですが、遠くから見ているとちょっといたお孫さんに見えて来るのが不思議です。
髪を切っている間 毎月末と言う事で活動報告の為にちょいと郵便局に足を運び、そのついでに昨年引っ越しをして住み始めたお父さん達の所へ顔を出すと小雨降る中でお母さんが一人黙々と草取りをしていました。また家の前には小さいですが畑を作りそこには愛情たっぷりの野菜の姿が見えました。 仮設住宅ではやる事がなく、ドンドン足が悪くなっている感じを受けたお母さんだっただけにその姿を見るとなんとなく嬉しくなりました。 また室内に上がらせて貰いお茶をしている際にふっと壁にある似顔の存在に気付き嬉しくなりました。
日本一周に阿蘇に立ち寄ってくれた「にっ顔絵さゆり」さんが仮住住宅に一緒に行ってくれた際に書いてくれたにっ顔絵が並んでいました。 災害で沢山のモノを失い仮設住宅で新しい生活を始めたお父さん達 二年経ち仮設住宅から引っ越しする際にどれほどのモノを持ってきたか分かりませんがその中にこの想い出が入っていた事を感じ 毎回のお父さん達との何度も行ったり来たりする会話の中で暖かい気持ちにさせて貰いました。
砂防ダムの真下で工事が毎日の様に行われる日々の中で生活をしている住民、立ち退きになり自分自身で小屋を移動させて住民、仮設住宅に入らず立派な家のリホームを早い段階から始め6畳間だけの仮住いからの再建を行った高齢者、仮設住宅に入り二年の間にしっかり準備をして新しいお宅を建て新しい一歩を踏み出した方など 被害に遭われながらも一人独り本当に違う生活の進み方があります。経った半日だけブラブラしただけで色んな事を教えて貰い、沢山の学びを感じさせて貰う阿蘇。何より皆イキイキとしている様に見える事が本当に嬉しい事です。
夕方には阿蘇で活動を行っている際、沢山のお世話になった地元の方に呼ばれて、有名なホルモン定食を頂き、毎日の様に足を運んだ温泉へ
いく所いく所で沢山の知り合いに逢う阿蘇 三年前の7.12までは一人も知り合いなんていなかったのですが、こうして活動を続けていると色んな事が繋がってきます。 災害支援という活動を通して沢山の方と出会えている事に本当に感謝です。この出会いをしっかり自分自身の力に変えてこれからも前に進み、未来の笑顔に為に繋がれる様に活動を行っていきたいと思います。