熊本地震の支援活動「2月17日」
本日は時折強い雨脚にもなったりと午前中は雨に見舞われた熊本。
仮設支援班と新拠点作り班に分かれて現場へ。熊本に帰ってきた事をお伝えしつつ、メンバーから話を聞いて気になるお宅に顔を出したり、少しだけ溜まったPC作業を行ったりと一人だけ自由に過ごした午前中。 お昼過ぎには現場で活動を終えたメンバーがお昼ご飯に近所で買ったニンニクいっぱいの美味しいチキンを買ってお昼にしていました。
広島から3日前から参加してくれているサロン支援の吉さん達は、午前中から益城町で活動を繰り広げている「大きな木」のサロンにお邪魔してお茶会などのお手伝いをしてくれていました。
毎日の様に地域に向いて物作りサロンを行いながら、地域の方々が少しでも顔を出せる様に頑張っている地元のNPO「大きな木」
こうした地元で頑張っている方を応援する事が、これから長く支援活動を行う上で大切になって来ると思っています。 しかし、ソフト面などサロン活動を行う方の姿は見えるのですが、ハード面に関しては一切。。。。見当たらないのが現状かもしれません。
〇益城町「テクノ仮設団地」
広崎仮設住宅の帰りしな、メンバーにテクノ仮設団地を案内したく、ちょいと顔を出すと集会所の中であっちらこっちらでちょっとしたイベントなどを行っていました。背中には玉名の名前が見え、見た目は70代の様な年齢層。広い意味での熊本県内の同世代がこうして2時間くらい足を運び、歌を歌ったり、絵本や芸を読み聞かせてたりしている姿を見て、大切な事を気付かさせてもらいました。
外部支援も勿論大切な事ですが、こうして近郊で来れる方が定期的に関わってくれる事が何より長い支援には必要であり、定期的に着てくれる事で顔の見える関係性が出来て来るのだと思います。
今はまだ一年目の熊本。仮設団地には沢山の方々が生活をしている中、2年、3年と月日が流れるにつれ、一人二人と転出していく方々が出ていきます。気が付いたら500世帯あった住民が100世帯。50世帯。10世帯となっていった時の事を考えると、今の段階から定期的に足を運び、顔の見える関係性作りを行える支援が出来る方々の存在は大きなものになると思っています。
またいつもお世話になっている「編み物会」のメンバーに顔を出し、先日考えた「益城あみ~ご~」というネーミングをお伝えした所。即答で採用になり、取り敢えず、急ピッチでデザインを起こすことになりました。
地域住民で始まった小さな集まりに名前が付き始め、少しずつ組織化していく事で、生きがい作りの次へのフェーズが始まります。 それを少し離れた場所から応援する事も大切な事だと思っています。直接何かをするのではなく、物やアイデアで支援する事も大切な支援活動です。 さぁ~てどんなデザインにした方がいいのかな?
また木山地区を中心に支援活動を行っている「木山サテライト」の黒さんが先日から作り始める事になっているゲートボール場並びに公園作り。帰りしなに顔出しお話を聞くと結構広い場所に、にこにこしている先輩の顔が印象的でした。 一体どれくらい時間がかかるのだろうか?
〇西原村「現場」
また活動終了まで時間があった為、一度現場に足を運び新着状況の確認をすることに。 一月から始まったお風呂と台所作り。 完成したお風呂場と台所の床の姿が印象的で、住民の顔もいい顔していました。
それにしてもこれだけ長い期間かけて一つに家に入って支援を行う事は、住民にとって結果いい事も悪い事も生まれるのだと思いつつ、支援の距離感を考えさせられます。
時期に合わせての支援の大切さ。いつも答えが出せませんが、頭を使い考える事が何より大切なのかもしれません。
夕方には「もやいハウス」に戻り、何やら大人の工作を行っている方が居れば、食事の準備をしてくれる方もいます。 少しずつ日が長くなってきている熊本で、活動以外の大切な時間も作れる時期もそろそろ近いのかもしれません。
◇熊本での災害支援活動の様子
災害NGO結のHP→こちら(http://ngoyui.com/archives/1138)
災害NGO結のFacebook→こちら
地域コミュニティ支援プロジェクトのFacebook→こちら