前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

宇和島市の支援の今

宇和島市の支援の今

 

崩れた園地

崩れた園地

園地の土砂出し作業

土砂のけ作業

 

吉田町で大小2000ヵ所以上の場所で土砂が崩れています。 中でも産業の中心でもあるみかん園地も沢山崩れています。大規模な土砂崩れは、今後行政の補助事業で復旧していく事になっていますが、小さなヵ所によっては、農家の方が個人的に土砂が流れないようにと、作業を行っています。

 発災から復旧作業を行っている中、温州みかんをはじめポンカン、デコポン、はるかといった時期をずらして収穫出来る柑橘系の収穫の時期に入った吉田町の農家。 三月には河内晩柑の収穫が終わるとの事、そこからもう少しずつゆとりが出てきた、農家から園地の事、倉庫の片付けなどのニーズが上がって来るのではないかという声が関係者達から聞こえてきます。

 

キューイ剥き

無農薬キューイの皮剥き作業

つながるみかんジュース

ポンカンとみかんのミックスジュース

 

 そんな宇和島市での支援活動を行う中で、色々な人やモノに出会います。

無農薬でキューイを作っている農家の方。 災害で業務用冷蔵庫が被災してしまい、購入したのだが、納品は先日になってしまった事もあり、保管体制が整わなかった為、商品のキューイを管理出来る環境で保管出来なかった為、商品としては使えないと言っていました。 

 せっかく収穫した美味しいキューイをどうにかしたいと思い、3キャリー分譲ってもらい、近い内にジャムに加工して商品にしたいと思います。

 また先日作ったジュースも出会いがあって作りました。1月に収穫して商品にならない小ぶりなモノや傷付いたポンカンを中心に絞りました。

  被災地には、色々なモノがある。出会ったそのモノをどのようにするのか?関わったモノをどう扱うのか?どう繋げるのか? 色々な角度で考える事が何よりも大切なのだと思います。

  因みに 災害NGO結として、今後は被災地からは出会いなどで得たものを商品にして買い物でちょこっと社会を変えるきっかけの販売部門としてSocil Shop 半人前を立ち上げました。 興味のある方はチェックしてみてください。

tom