前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

安全を確保しながら。。。

始めに 被害に遭われた方々に心よりお悔やみ申しあげたいと思います。また 今回 人的被害が36名、行方不明7名(8月20日段階)と大きな被害を受け 心に大きな傷跡が残る災害になると思います。写真など上げる事も色々と考えましたが 今はまだ始まらないですがこれからの復旧の事を考えると少しでも状況が伝わる写真が必要だと思い載せさせて貰いました。住民の方で辛い思いをされる方もおられると思いますが ご理解してもらえれば幸いです。

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四国から走る事5時間半 無事明るい内に広島市に入る事が出来たので現場に入り少しだけ被害状況がわかる様に安全を確保しながら見させて貰いました。

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早速 避難所にもなっている「梅林小学校」の裏の辺りの現場を見させて貰ったのですが 山から未だに水が流れ側溝、溝、用水路から水が溢れ 道が川の様に流れている状態です。 また 道と側溝が土砂の関係で区別つかない状態になり 歩く際も何か長い棒を持って安全を確保しながら歩く必要があります。

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 小学校から少し上に方に上がると今もなお 警察、消防の懸命な捜索活動が行われており、正直言って災害復旧の時期はもう少し後になるのではと感じました。 

 土砂的には 完全に水を含み歩いていても足を取られる程で 足元をしっかり確保しながら歩かないといけない状態です。 

 山上の方の家屋の被害はボランティアなど人でどうこうではなく まず重機で片付けた後 何が出来るかと言った事になると思われます。
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 山から流れて来た泥、岩などが下流に流れて来て下の集落では早速 重機やスコップなどを使い泥かき作業など行われていましたが 雨が降ると再度溢れるくらい 用水路などに土砂が流れ込んでいる為 住民の焦りを感じました。

 また山が落ち着くまでにはまだまだ時間がかかると思われ 少しの雨でも危険な状態になっている様で、捜索に当たっている機関の方々も安全を確保しながら作業に入っているとの事でした。

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 避難所には100人以上が居られる様で 夕方覗かせて貰った時はおにぎりが配られている所でした。また 避難所の中でも安否確認が取れていない方々も居られる様で 黒板を使い連絡版の様にして使われていました。

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 少し薄暗くなり現場にいると迷惑をかけてしまうと考え、一度ご挨拶の為 広島市社協に顔を出し今後のお話を聞かせて貰いました。  昨年 山口県萩市の方でお会いしている事もあり これからの事をお邪魔にならない程度で何かお手伝い出来ればと思います。 

 因みに 被害を受けた地区以外は普通に電気も水も買い物も出来る状態で食べるモノも他の地区から持ってこれば問題ないと思われます。

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 広島市に入った本日 もしかしたら明日から少しお風呂も入る機会が無くなると考え ちょいと汗を流す事に。。。。 本日は走りパなしでここまで来たので 気が付くと落ちていました。

 今回の災害 まだまだ全体図は見えていない様ですが 現地から少しでもわかり次第 伝えていきたいと思います。  

 

また最後になりましたが 沢山の方々から「気を付けて」「安全第一」と心配してくれている声を頂きました。 普段から災害支援に入った以上 怪我のない様に、安全を確保して地域に迷惑を掛けない事が大事だと考えている私です。 今回も常に安全を頭に置きながら行動し活動を続けていきたいと思います。 何より大切なものは「ヌゥチドゥ宝」(命は宝)です。自分自身の命を守ってからこそ 誰かの為に何かが出来るのだと思います。「自助なくして共助なし」 

と心に留めて 地域の方々にご迷惑を掛けない様活動したいと思います。

 

 また明日もまた日中はツイッターや結のFacebookで情報発信していきたいと思うので 気になる方はこちらからチェックしてみてください。

 

未来の「笑顔」の為に~    for smlie of the Future

 

tom