災害ボランティアの力とは。。。！？

　

 朝から現場に向かう前に　お借りしているお宅の掃除を行うメンバー　こうしてお貸ししてくれているからこそ　長期の活動をする為には食事などを作り健康状態を維持する為にも大事な事です。

　　

さって今週末の為に受付等の流れを変更した安佐北区災害ボランティアセンター　　私から見て上手くいったのか、上手くいかなかったのかはわかりませんが　見ているとスムーズに流れている様に感じました。

　そんな本日　少し嬉しいニュースが　センター近くにある露天風呂「可べの湯」が今月いっぱい無料チケットを配布する事になったようです。　こうして地域の企業やお店などが温泉やサービスを行う事で参加したボランティアの方々は感謝しまた参加しようと考えてくれるきっかけに繋がると思います。

　　　

安佐北区の災害復旧は連日参加してくれた沢山のボランティアの方々のお蔭もあり、この２週間で確実に進んでいます。　勿論　先日避難指示が解除になった地域などはまだまだ必要な所もありますが。。。。　毎日毎日　各地区を走る私は日々変わっていく景色を感じさせて貰いながら住民の方々が次の一歩に向かい始めている事を感じさせて貰っています。　

　お昼近くには今後の事で少しだけお話をさせて貰い　自分自身が感じている事、今何が必要なのかをちょいとお話させて貰いました。

　　　

　午後からは安佐南区に移動して　ちょっとした相談に乗ったり、被害の大きかった地区に足を運び　ボランティアとして何が出来るか考えさせて貰いました。　

　それにしても　安佐南区も業者を始め沢山のボランティアの方々が関わり　復旧に向けて少しの混乱はあるものの作業を行っている成果はしっかり出ています。　先日避難指示が解除になった地区や二日前まで沢山の土嚢が約2ｍ程積み上げられていた道も本日覗かせて貰うと綺麗に撤去されていて　普通に歩ける様になっていました。

　災害が起きた事で色々な問題が起こる災害地ですが　災厄の状態は発災直後であり良くも悪くもその時からは着実に復旧し良くなっている事は事実です。勿論　やり方次第で進むそのスピードは違いますが。。。。

　夕方　安佐北区に戻り夕方のミーティングまでの時間が少しあったので気になっていたので可部東地区に上がり活動を終えた災害支援の先輩の元へ　そこには作業を終え少し疲れの見える地域の方のお話しを地べたに座りゆっくりと聞いている先輩の姿が。。。。　作業をして土砂を撤去する事も勿論大事な活動ですが、こうして少しの時間でも地域の方、地元の方の声を聞いてあげる事も大切な活動の一つだと思います。　

　事故や事件の様な加害者、被害者の関係がある状態ではその怒りを相手にぶつける事が出来ると思うのですが、自然災害で被害に遭われた方はどこに怒りをぶつけていいんか？不満を吐き出せばいいのか？？　もやもやしながら復旧作業を行っている方が多いと思います。　そこに他人であるボランティアが入る事で少し気が楽になるのではないでしょうか？　それが本当の「災害ボランティアの大きな力」になるのだと思います。

　他人である人が無償で作業をしてくれる、遠い所から、暑い中、大変な事を笑顔でしてくれる、気にかけてくれる　それが力となり被害に遭われこれからどうしようと

想い悩んでいる方々に次の一歩を踏み出す勇気、希望に繋がるのだと思っています。

　

　明日から始まる週末の為　夕方のミーティングで今の現状を皆で共有し明日に結びつけたいと思います。

　本日の段階で約３００人近くの方が団体予約が入っている状態で　明日のボランティア必要人数が５３０人になっている今の状況　もしかしたら　途中からお断りする方向が出て来るかもしれません。　せっかく来てくれたボランティアの方々には本当に申し訳ない事だと思いますが　裏を返せば直実に復旧が進んでいると言う嬉しい事の表れなのだと思います。　

また明日もまた日中はツイッターや結のFacebookで情報発信していきたいと思うので　気になる方はこちらからチェックしてみてください。

未来の「笑顔」の為に～    for smlie of the Future

tom