前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

三年振りの北条地区!?

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 今回の目的であった前橋市の「大雪から一年 災害ボランティアを考える2Days」を終えた私 せっかくと言う事で昨夜の内に茨城県つくば市に移動して 朝から以前お世話になった北条地区に顔を出す事に。

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竜巻被害が発生した2012年から北に上がる際や南に下がる際 時間が合った時に数回顔を出したりしていたつくば市ですが 今回は2年以上来ていなかった私。 車を止め被害の合った地域に足を運び手を合わさせてもらいました。 また被害の大きかった県営団地や災害ボランティアセンターが立ち上がった福祉センターなど 今は当時の面影を感じさせなくなった建物の姿を見させてもらいながら歩かせてもらいました。

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当時 自転車で走り周った商店街を歩きながら いくつかお世話になった方々にお声をかけたのですがいきなりの訪問にお休みだったり、昨年末にお亡くなりになったりとお逢い出来ない方もいて もう少し早いタイミングで来ていたらと考えさせられ少しだけ後悔してしまいました。

 それにしても商店街のちょっとした隙間が出来てしまった事は少し寂しく感じます。 若い方が居なくなっている現状の中 被害が合った家屋などの修復は難しいのは重々承知しているのですが 住民の方も少し寂しかったみたいでした。

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 また当時災害ボランティアセンターとは別で北条小学校付近で災ボラで対応出来なかった作業等を独自に行う「よい子の道災害ボランティアベース」と題して災害ボランティアが独自に集まり 約一ヶ月ほど活動を行ったつくばの竜巻災害。 こうして町中を歩いているの当時から景色が変わっているに気付きます。

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 解体し更地になった土地やそこで畑を作っている住民、新しく立て直した家屋、取り壊し地域の方々が集まり話せる場所になっている所、空き家でそのままにしている所など被害になった人それぞれの決断と考えで行った事を感じました。  災害と言う自然の力が広い範囲で平等の被害をもたらす中 それぞれの生活環境が違えば被害状況も違う その結果 復旧、復興への歩みも変わって来る。1つの災害をとっても同じとしてない「被害と復旧」だからこそ 大変でだからこそ支援の力が必要な方がいるのだと 改めて再確認させてもらいました。

 災害直後のつくば市北条地区の様子→災害NGO結のFaecbook

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 夕方には東京で約束をしている私 当時お世話になった方の所に顔を出したがお逢い出来ず 次回また時間を作り顔を出すことにして つくば市を後に。 

 少し遅めのお昼を頂き、車移動の多い私の活動スタイルで必需品で先日壊れたインバーターを購入したり、ヒューズを交代したりとちょっとした足元調整を行い いざ東京へ

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 約1年振りくらいになるでしょうか?久し振りの東京に帰って来た私 車を走らせながら色んな事を考えさせてもらいました。 人で溢れている交差点、高くそびえ立つビルの数々、地下や空を網の目の様に潜らせている高速道や橋など 高度な人工物に囲まれている東京 勿論 探せば本来の自然の姿を発見する事は出来るのだと思うのですが それでもこれだけの人工物に囲まれていると少し怖いと感じます。 災害支援を行い活動をしている私 いつも考えてしまう癖でもし東京で災害が遭ったらとどうする?どこから水を確保するのだろうか?停電しらた同様に暖を取るのだろうか?食料確保はどうする?。。。。

 自然の周りに囲まれ畑や沢や井戸を使い生活を行っている田舎と比べたら正反対の便利を追い求め作り込んだ東京の環境だけ 自然が織りなす大きな力で起きる災害で被害が出た時には対応出来ない事が起こり、大変な事になると想像してしまいます。 

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 災害支援仲間でありいつもお世話になっている先輩と待ち合わせしている間に温泉に入り、合流しすき焼きと言う高級感あふれた鍋を頂きながら、昨年夏から具体的に考えている今後の災害支援の事を話させてもらいました。 色んな形の防災があると思うが災害支援を行う為に備える事も防災の1つだと思います。その為に仲間とすり合わせをさせてもらいこれから時間をかけて想いを形にする作業を行いたいと思います。 それがきっと大きな災害が起きた時に役立つと思うから!