前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

自然との共存するバランス!?

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 早朝に到着する大島 待合室で待機しゆっくり元町に向かう予定で考えていた私の目の前に現れたのは2013.9「伊豆大島土砂災害」の発災直後から大島に駆け付けてくれ、発災から二年半が経った今では生活相談員として大島に滞在しお伺い活動を行っている草さんでした。

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 36人と未だ行方不明3人の方々を出した元町地区を中心に起きた土砂災害。被害の大きかった地域へ鎮魂への想いと砂防ダムの新着状況を少しでも感じたいと思い。朝いちから連れて行ってもらいました。

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 発災直後から今まで地元の災害支援の拠点となり、地域の方々のつなぎ役となった「大島町社会福祉協議会」 本日はお休みではありますが少しだけ寄らせてもらい。 発災直後からお世話になっている局長へご挨拶する為、ご自宅へ

 2014.7「山形豪雨災害」(南陽市)、2014.8「広島土砂災害」(広島市)、2015.9「北関東・東北豪雨」(常総市)と各地で起こった災害地にも局長自ら参加し復旧活動に参加する方で、今回は関東という事で資材の貸し出しなども協力してくれました。

 またこうして勝手に突然の様に訪れた私を毎回の様におもてなししてくれる局長 大島の中でも大好きな景色の波浮の港にある。おいしいすし屋に連れてもらい大島のおいしい新鮮な魚料理を頂きました。

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  それにしても大島に訪れるたびに好きになります。東京都内から数時間移動しただけなのに信号機が5個でコンビニになく、海や山、砂漠といった自然が身近にあり、新鮮な美味しい食事が食べれる事が出来る大島。これで東京都という事がなんだか不思議な感じです。

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 発災直後から大島に滞在し、4月に生活相談員の職員が配置されるまで沢山の方々にお世話になった私。 毎年1、2回は時間を作り訪れる様にしているのですが、来る度に復興への道のりの長さを感じさせてもらいながら、その環境の中で地域の方々がしっかり繋がりながら、一歩1歩前に進んでいる様子を感じさせてもらっています。 

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 日が沈むまでまだ時間があったので朝足を運んだ元町地区の山間部に位置する被害の大きかった神達地区へ 

 改めて手を合わせ、2年前訪れた発災直後の重い空気に包まれた大島を思い出させてもらいながら、自然の驚異を忘れてはいけないと再確認させてもらいました。

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 綺麗な夕日、快適な温泉に入りながら自然が作り出す「恵みと被害」を感じ。この地球という自然の中で生きていく為に、何を大切に何を我慢(妥協)しなくてはいけないのか大切なバランス感をこれからも持って生きていきたいと思います。また未来の為にそれをしっかりと伝えていきたいと思います。

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 朝からお世話になっている「草さん夫婦」宅にお邪魔し、大島の住民さんから頂いた美味しいお気持ちを食べながら、これまでの常総の事や今後の災害支援の事、日本の事、色々な角度から自分たちが今考えている事を共有しチューニング出来た時間になりました。

 それにしてもいくつになっても子供を想う母の気持ちに触れ、改めて今年久し振りに沖縄に帰る事を心に決めました。