あの日から半年。。。！？

　　　　

本日で発災から半年になる常総市では朝から夜遅くまで「北関東・東北豪雨」で被害を受けた鬼怒川決壊現場の三坂地区では災害復旧工事が行われています。

　あの日暑かった日々の中、沢山の支援仲間が駆け付ける事になった常総市の支援活動。寒い冬を超え、地元の方々と共に歩み始め、気が付けば菜の花が沢山目に止まる季節になっています。　またそんな横で農家にとっては来月あたりから田植えの準備などをする時期だと思いますが、現状は未だ流れ込んだ土砂が山積み状態になっており、今年の田植えは難しそうな気もしそうなほどです。

　

　そんな半年を迎えた本日　いつもの様に近所の猫がやって来て、地元の犬が

散歩がてら立ち寄ってくれ、半年の取材にTVがやって来る三坂地区。変わらない日々の中、周りからは何か変わって見える様で、少し複雑な気持ちになります。普段あまり話の話題にならなくなっている「北関東・東北豪雨」の今かもしれませんが、こういった節目でTVを始め新聞などに取り挙げて頂く事で、また少し関心を持ってくれるのなら。。。　日本各地の災害地で支援活動を行っている私にとってこういった時期を何度も経験してきていますが、常総市の方々にとっては初めての事であり、日常に戻りたい気持ちと忘れてもらいたくない気持ちのはざまで住民の感情が揺れている事を身近にいると感じずにはいられません。　

　 　　　

　午前中　少しベースでのゆくりとお礼の手紙や資料作りを行い、先日メンバーが入ったお宅に立ち寄り廃材の様子を伺い、先日大阪から来てくれた「ダッシュ隊大阪」の武ちゃんが本日からお手伝いをしている現場に顔を出したりとぶらぶらしながら、支援仲間とたわいのない事を話しながらゆっくりとしたお昼を頂きました。

　

　また午後からは仕事帰りに参加してくれた三坂屋のメンバーが「地域支えあいセンター」の打ち込みボランティアに参加してくれるという事で、何をする訳でもありませんが側で応援させてもらいました。

　

　夕食には武ちゃんの美味しい韓国料理を振舞ってくれて、ありがたい限りです。

　　　

　またベースに戻ってくると嬉しいお土産が。。。

常総市災害ボランティアセンター時代に何度も参加してくれていた茨城県の地元のボランティアの方からのお菓子と養生テープの差し入れと被害に遭い今もつくばで避難している三坂地区の住民の娘さんからの嬉しい手作りのお守り（沖縄のお守りを真似て作ってくれた）が置いてありました。半年という月日の流れの中で出会った方々が、こうして心からの気持ちを届けてくれた事に温かい気持ちにさせてもらいました。　

　発災から半年が経った常総市　まだまだ応援していきたい事が沢山ありつつも地域の方々に負担にならない様にしているつもりの私ですが、これから温かくにあり春から夏に向けて歩んでいく常総市の住民の事を想うともう少しだけ準備をしなくてはいけない事も感じ始めました。これまで国内各地で経験してきた支援活動の中で見えて来る課題や問題に向き合う為に。。。

　そして明日で東日本大震災から5年！今年も東北に向かわず、昨年災害で被害を受けた地域で出来る事を行いながら東北を想う日になりました。ここで出会った方と東北で感じた事、関わった人々の事、大切な命の事、大切な方を守る為の防災の事、些細な幸せの事、当たり前と感じている大切な事を「忘れない」為の日を想いながら東北の事を伝えたいと思います。