前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

熊本地震~震災から1カ月~

【はじめに】

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 始めにこの度の「熊本地震」で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての方に心からのお見舞いを申し上げます。黙祷。

  東日本大震災から5年ほど災害支援を通し沢山の方々と出会い共に活動を行ってきました。その中で、出来るだけ現場で見た事、感じた事をお伝えすることが自分の出来る事の一つであり、それが一日でも早い被害に遭われた地域、住民の復旧、復興につながると思い。これまで各地で関わった災害地での情報をブログFacebookツイッターなどを通し発信してきました。

 しかし今回熊本に入り、支援活動、情報収集を行いながら十分な情報発信まで行えなかった事、これまで陰ながら私の支援活動を支えてきた仲間たち、情報を待っていた方々に申し訳なく思っています。 また遅くなりましたが震災から三ヶ月が経とうとしている今。少しでも現地に居て、住民の声、見えてきた現状、様子など今からでも自分なりの言葉で綴り発信していければと思い。簡単ではありますが、この三ヶ月の様子を自分の言葉、見てきた写真を抜粋して発信していきたいと思います。

 

熊本地震~震災から1カ月~】

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  4月14日 昨年の9月に起きた「関東・東北豪雨」で鬼怒川が決壊し大きな被害を受けた茨城県常総市に発災直後からお邪魔し4月までの約半年ほど滞在し、地元の住民並びに地元の常総市社会福祉協議会の方々のスピードに合わせつつ、支援活動に関わった仲間たちと共に「災害支援ベース ゆいまーるの家」と名を付けこれまでの災害支援の経験、ネットワークを活かし、常総市らしい支援活動の展開が出来るようにサポートを続けさせてもらっており、その後の引っ越し案件などの調整や今後のイベントなどの方向性などを話していた矢先の21時半。

 携帯から鳴り響く緊急情報を受け、支援仲間の協力をお借りして即座に必要になるであろうバイク、水、電気、工具、ロープ、梯子など支援活動で必要なモノを車に詰め込み、1,400㎞ほど離れた九州は熊本へ そこには向かうきっかけになったのは4年前の2012.7「九州北部豪雨」で出会った沢山の熊本の方々の事が気になった事も大きな原動力になっていました。

 基本災害支援を一本で活動を行っている私 安全を優先し出来るだけ早く現地に入り情報収集、情報発信、支援者内の交通整理などを行う事が大切だと考えている私はだけに今回常総で活動を続けている沢山の仲間たちのご協力をお借りして発災から1時間も経たない内に支援物資を積み込み茨城県を出れた事。私の横には、大阪から来ていた支援仲間の「レスキューアシスト」の武ちゃんも同乗してくれ、大阪までの約半分ほどの道のりを運転してくれ長距離の運転の疲労を軽減出来た事。関西に入り燃料の補充、支援の為に朝方から駆け付けてくれた事は本当にありがたく、改めてネットワーク、仲間たちの大切さを感じさせてもらいました。

 

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  震災の翌日15日 熊本県内に入り、渋滞もありましたがどうにか明るい時間帯の夕方には震源地の益城町に入る事が出来た私。 今回の震災の今後の必要な支援の規模をイメージする為にも被害状況の把握を行いつつ、以前出会った熊本の仲間たちとコンタクトを取りながら、また支援仲間でこの日入った仲間たちと合流し避難所周りを行った後、お互いが集めた情報の共有を行い、明日以降の動きを考えていました。

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 しかし。。。日付け変わった深夜。16日1:27に起きた震度7(M7,3)の本震を受け、益城町を始め、各熊本県内の市町村の状況は一転し14日の前震で助かった役場を始め多くの家屋、道などに被害が出て、各地でインフラが止まり、現地で混乱している状態が広がり始めました。   

 本震の震源地を調べると4年前お世話になった阿蘇市という情報も入ってきた事や阿蘇大橋が大規模な土砂災害で崩落したという信じがたいニュースが飛び込んできた事もあり、一度ざっくりと近郊の市町村を走り情報収集、被害状況の把握を行う事にし、行政、避難所、インフラ状況の情報を集める事に。

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 また16日の夜には大雨が降る予報になっていた為、山越えをしないと入れない阿蘇市、南阿蘇村へのアクセスが無くなると考え、夕方には菊池を経由して小国などぐるり回り、雨が降り始めた夜にはどうにか阿蘇市に入り、いくつかの避難所を回り水害の際お世話になった方々にお会いし安否確認をすることが出来ました。

 各地の災害地で支援活動を行っている私。そこで知り合い共に時間を過ごした地元の方の顔を思い出す事があります。今回も4年前「九州北部豪雨」の災害支援で1年ほど阿蘇市に住み知り合った住民の方々の元に駆け付け、一言声をかける事で何かちょっとした安心感が生まれればと思い。避難所周りを行った私。嬉しい事に避難所でお会いできた住民からは「おかえり!」「あんたが来るってお父さんと話していたんだよ」っとなんだか暖かいお声をかけてもらいました。 

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 翌朝は阿蘇市を中心に気になる地域やお世話になった方のお宅の様子を確認し、震源地に近い産山村に立ち寄り、南阿蘇村に抜け、被害状況の把握を行いました。 初めて届いた支援物資の配布を行いつつ、震災から連絡が取れなかった地域とコンタクトが取れ急遽、4t車分の物資を回す段取りをしたり、滋賀から駆け付けてくれた支援仲間のご協力で公用車などに補充する為、燃料を4000ℓほど大分から輸送する調整を行ったりと現場の状況を把握しながら、出来る範囲での調整を行いつつ、夜に一回目になる外部支援者たちが集まる会議を行う事になり、熊本県庁に出向き、この数日走り回った情報をお伝えし情報共有を行う事に。

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 また震災直後から連絡を取り合っていた支援仲間の先輩方も次から次と熊本入りし、被害の状況を把握しながら、車の救出を始め貴重品の取り出しなど作業を行いつつ今後の支援活動の動きを考え活動を開始しました。

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 また各地で災害があった際、毎回の様にお世話になる「にんにこ和歌山」のメンバーのつながりで阿蘇を中心に音楽活動を行っているメンバーと合流し、南阿蘇を中心に何か支援活動は出来ないかと模索していたので、一度お会いして災害支援の時間の流れや支援の方向性、大切な事、気にかけていたいい事など、これまでの支援活動で見えてきた事を簡単ではありますが、アドバイスさせてもらい。「南阿蘇よみがえり」というiターンではありますが、地元のメンバーで構成された災害支援のボランティア団体の立ち上げをサポートさせてもらいました。

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 1~2週間もすると少しずつではありますが、以前各地でお世話になった個人の有志、団体などが続々と駆け付けてきました。 つながりのある支援者同士がお互いに連絡を取りながら、出来る事を出来る地域で各自で判断し動き始めてきました。また毎日の様に熊本市内で集まり情報共有を行っている「火の国会議」も次第に沢山の方々が参加しいつしか50団体以上も集まる会議になってきました。

 それにしてもざっくり参加している団体の顔を見ても。これまでの災害地で見かける顔触れが多いのが毎回気になる事の一つです。

 

【各地での状況】

熊本市

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 毎日の様に熊本市内は東区~益城~西原~南阿蘇阿蘇と支援者に必要になる物資を運びながら、地域の被害状況、課題を感じながら各現場を走り回る日々。街中から中山間部の集落まで地域によって様々な被害を受けた環境が広がっています。

 熊本市内では震源地の益城と隣接している東区などが大きな被害を受けており、各地で断水が続き、避難生活を続けている方々が多くおられました。また家屋内の片付けを始めても軽トラなどがなく、指定された回収所までは運搬が出来ない方が多いのか、街中にはいくつもの災害ゴミが道高く積み上げられていました。 また小学校など避難所には全国各地から支援物資が届けられ、毎日の様に必要なモノを各地にお配り出来る様に整理しながら避難所運営を行っている団体が多くおられた様に思えます。 

 また熊本市内で何より気になっていたので、住民が買い物、食べに行けるような飲食店の再開が遅れた事も熊本市内という町中の特徴の一つだと思います。 飲食のようなサービス業で生計を立てている住民にとって、震災直後はインフラを整える事も出来ず再開するのに時間がかかっていた様に思えます。

 

益城町 

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 被害状況を把握しながら各地を走っている中で何より大きな被害を受けた益城町。役場付近の町中は歩くだけで被害に遭い困っている方にお会いするくらいに見渡す限り全壊家屋が多く、様々なニーズが潜在しているエリアが想像出来ました。しかし被害の大きかった事もあり、一般のいわゆる「災害ボランティアセンター」(社会福祉協議会主催)では対応出来ない活動が多く、日本各地の災害地で経験を積んだ災害支援の先輩方(DRT-JAPANなど)を始め、専門性が高いメンバーが木山地区を中心に集まり、支援活動を開始しつつ、地元の社協や他団体の情報共有しながら、連携し活動行い始めました。 

 各地の災害地で共に活動をさせてもらいながら、様々な経験をまじかで感じさせてもらい、支援活動を行いながら学びを得てきた私ですが、2014年の「長野神城地震」に支援に入った際も同様ですが、今回も熊本に入り支援活動を行っている支援活動を行っている先輩方の後ろ姿は頼もしい存在であり、学ばなくてはいけないものが山ほどある事を感じさせてもらっています。

 

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  また今回の熊本地震の特徴の一つに在宅避難者の方が多くみられたのが特徴に思えます。 益城、西原、南阿蘇阿蘇熊本県内では農場で生計を立てている方が多いようで、住民からお話を聞くと朝から夕方暗くなるまで農作業を行っており、「泥だらけで避難所なんかには行けないよ。」とよく耳にしました。また前震、本震、度重なる余震が続く中で、敷地内でテントを建てその中で生活をする方、夜になると車の中で寝る方など、避難所以外で寝泊りをしている方が他の災害地での避難生活よりも多かった様に思えます。

 そんな中、広島土砂災害で出会い一年半以上も広島に残り、社協の臨時職員として生活支援の訪問活動を行い続けた支援仲間が、震災直後から益城町の中山間部の住民の事を気にして物資配布と共にお困り事など住民の一つ1つの声に耳を傾けてくれていました。以前の災害地で培った訪問活動の経験を活かし、また参加してくれた看護師、介護士など専門職の目線も組み込み「藍~つむぎあい~」のメンバーは自分たちのペースで一歩ずつ地域を歩きながら住民とお話をしながら、時には一緒に作業を行いつつマイペースで地域住民に寄り添いながら活動を行っています。

 

・南阿蘇

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 本震の影響で立野地区を始め長陽地区など大きな土砂災害が起きた南阿蘇。その影響で西原村と南阿蘇村をつないでいた俵山トンネル、大津町から南阿蘇村に入る為の阿蘇大橋が崩落してしまい、熊本市内から南阿蘇村に入る為には、グリーンロードやミルクロードなどの山道を使用しなくては、入れない状況になってしまいました。

 また4年前の「九州北部豪雨」でも被害を植えた立野地区では再び被害を受けた事もあり、住民の中の感情は複雑のようでした。平坦の場所が少ない、立野地区では雨が降ればすぐに避難指示が出る様になり、また阿蘇大橋が崩落してしまった事で対岸の水脈から水を引くことが出来なくなり、震災から三ヶ月が経つ今まで水が出ない状態が続いています。

 また対岸の長陽地区では東海大学がある黒川地区を始め、沢津野地区も大きな被害を受け、大学生を始め住民の方の人的被害も出てしまいました。 また長い事捜索活動などが行われ、地域の中での支援活動を行う事が出来ず、支援活動の遅れがありました。

 特に下宿や一人暮らしの学生が多い黒川地区では、住民の方々の収入の大半は大学関係からの恩恵もあり、今回震災をきっかけに熊本市内に仮移転を行い大学の再開を行う事は大きな痛手になっている様です。

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 そんな中、震災直後に出会い、わかない中でも支援活動を行い始めて「南阿蘇よみがえり」を中心に二手に分かれての支援活動が始まりました。

 立野地区の住民が避難している大津町では毎日の様に健康的な炊き出しを行い、住民との信頼関係を気付き、早い段階から自助が動き出す様に意識して支援活動を行ってきました。

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 また現場が二手に分かれている事で細かな情報の共有が出来ない事を恐れ、早い段階から地元社協を始め、行政の方々、住民など震災支援に関わる方々と共に顔を合わせて情報共有を意識して進めてきました。 

 そんな中、長期化するであろう避難所では仮の自治会が発足することになり、地域の方々と共に自分自身で何が出来るかわからないけどと前向きな姿勢を感じさせてもらう日々でした。

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 5月の中旬にはこの五年の月日の中で災害支援として共に活動を行っており、今回ネパール地震の支援から一時帰国で駆け付けてくてた「OPEN JAPAN」のひーさんも駆け付け、関わるメンバー同志の会議の結果、南阿蘇村の長陽を中心に支援活動に入ってもらう事に。 

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 大量の土砂、納屋の中に取り残された農機具の撤去など人力では限界がある活動などでは各地で災害があった際、重機を持参して駆けつけてくれる「Seeds of hope」のメンバーや東北は石巻出身のメンバー協力をお借りして作業を進める事になりました。

 

西原村

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 熊本~阿蘇の玄関口の西原村 益城の山間部と同様に農業が盛んでいくつも山間部には小さな集落が点在しており、震災直後は孤立していた地域もあったようです。また水のインフラに関しては村営の水であったり、地域の集落で管理している水であったりと、西原村の中の集落に寄っても環境が違い。復旧も地域によって様々と聞きました。

 また広範囲で点在した地域が被害に遭われた事で「西原村災害ボランティアセンター」では支援活動が難しかったように見えました。外部支援のご協力を頂きながらいくつかのサテライトを作り運営していたようですが、見ていても広範囲での調整は難しそうに見えました。 

 幼少時代西原村で数年過ごした支援仲間も駆け付けたので、南阿蘇村に入っている「OPEN JAPAN」や「DRT-JAPAN」と連携を取り、現場調査を行い重機を入れ出来る範囲での支援活動を行っています。

 それにしても益城、南阿蘇、勿論南阿蘇もそうですが、農機具などを入れていた納屋が倒壊してしまい。田植えの時期がまじかに迫った農家の方々にとっては死活問題です。DRT-JAPANを始めOPEN JAPAN、Seeds of hopeなど重機を扱ったテクニカルメンバーの存在は大きく。農家の方々の諦めかけようとしている気持ちにぐっと力を注げる存在に感じました。

 

阿蘇市

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 2012.7.12「九州北部豪雨」で1年以上もお世話になった阿蘇市 人的被害もなく家屋被害も他の市町村と比べると大きな被害はなかった阿蘇市ですが、北外輪山にはいくつも亀裂が入っているという情報も入っており、雨が降るたび避難しなくてはいけない状況が続いています。 また4年前の災害の際も同様でしたが、住民自ら重機に乗れる事もあり、全壊家屋や被害を受けた納屋などは自分たちで解体作業を行っている方々多くみられました。 そんな環境の中で少しでも地域の方のお手伝いが出来ないかと熊本YMCAを始め、地元のボランティア団体は連絡を取り合いながら連携し共に支援活動を行い「阿蘇市災害ボランティア連絡会議」が行われる事になっています。 中には内牧地区でベースを構え中長期的に支援活動を考え、支援に入っている「ユナイテッドアース」の方々もおられます。

 

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 避難所を取り巻く環境も刻々と変化しながら、その変化に対応する為に現場では様々な事が行われます。御船町では福祉避難所ができ高齢者の方を対応した支援体制が出来上がり。また1カ月という月日が近づいてくると色々な不安が出てきます。ストレスを抱えた子供たち、プライバシーがあまりない環境での避難生活、ペットと一緒に共に過ごしたい為、車中泊を行っている方、各地の避難所には様々な方が集まり避難生活を行っていました。

 また5月のGWを過ぎた辺りから小中高学校も再開し、災害地を走っていると登下校の子供たちとすれ違う事も多くなりました。集団下校を行いながら安全な登下校を行う為に、地域の大人たちが子供たちと歩いたり、要所に緑のおじさんが立っているのが印象的でした。

 それにしても地震で地盤が沈下した場所もいくつもあり、ちょっと雨が降ると水たまりが出来たり、河川が崩れている場所では不安そうな住民の声をいくつも聞かせてもらい。今年の梅雨時、台風シーズンはこの時点で大きな問題になる事は容易に想像出来ました。 

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 また被害の大小ありますが、少しずつ役場機能も動き出し、各地で罹災証明の発行手続き並びに義援金など補助関係の説明会などが行われ始めました。

 そんな中、少しでも不安を抱えている地元の方に何か出来ないかと、外部支援者のご協力をお借りして避難所以外な場所でも振る舞いやお茶会など行い始めたりしました。

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 またどこの災害地でもよく起こる事ですが、毎日の様にあっちこっちで色々な会議が起きます。中には災害ボランティアセンターの運営についてだったり、仕組みをどの様にしたらいのか、方向性を外部団体と共に協議していく社協もあればそうでない社協の多く、局長を始めスタッフなどの関係もあり各市町村社会福祉協議会によって個性が出ます。

  また毎日の様に行っている「火の国会議」もあまり現場の声が聞こえる事も少なく、大切な会議かもしれませんが、色々な疑問を抱えながら少しでも現場で見てきた事、感じた事をお伝え出来れば、何かを感じてもらえ何かが動き出すと信じ。。。。

 また5月の上旬を過ぎる頃から少しずつではありますが、市町村内で活動を行っている団体同士が顔を合わせ、連携を取り始めてきます。 

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 大きな土砂崩れが起きた立野地区では震災後、生活で使用する水も復旧の目途が立っておらず、長い事避難勧告が解けなかった事、南阿蘇村の中心部からのアクセスが悪く実質支援活動を行うのは、物理的に難しい事も多々あった為、地元の社会福祉協議会が  サテライトを立ち上げ、曜日指定し活動を行うのには審査から約1ヶ月近くの月日が経ってしまいました。 しかし、以前から「南阿蘇よみがえり」が地域の方々とのご協力を頂きながら、活動は行っていたので、その後社協と連携しサテライトを経由して住民からの困り事を進めていました。 

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 また東海大学生を始め、下宿など営んでいた住民が多い黒川地区ではアパートや家屋などからの貴重品、荷物などの救出作業の依頼が多くなり、長期的に重機ボランティアの必要性が多々あります。OPEN JAPANを始め、Seeds of hope、未来サポート石巻などこれまで各地の災害地で共に汗を流し支援活動を行ってきた顔の見える関係の幅を広げ、「阿蘇ボランティアベース」と題してベースを構え、地元の住民から直接直接の声、社会福祉協議会から上がってくる依頼など出来る事を行う支援活動が始まりました。

                   ・・・・・・「1ヶ月~2ヶ月」編へ続く

 

 

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