前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

坂町に行く

坂町へ行く

 

DRT-JAPAN広島①

坂町社協と連携して活動を行うDRT-JAPAN広島

DRT-JAPAN広島②

床下案件など特集ニーズを対応します。

解体が進む小屋浦地区

解体作業が進みあちらこちらで空き地が目立つ

 

 広島県内でも今回の豪雨災害で被害の大きかった坂町。発災から八ヶ月が経った現在でも支援活動が継続的に行われている。 発災後に初めて坂町に足を踏み入れた時は、土砂の多さにどうなるのだろうかと思ったのだが、行政をはじめ沢山の支援者などが関わったことであの大量の土砂が無くなりました。

  しかし、被害の大きかった地域では、再建にはまだまだ時間がかかる様で、全壊、大規模半壊といった被害の大きかった家屋の解体が行わている際中です。

 仮設住宅、借り上げ仮設など地域から離れて生活している方が居る中、地域に残り生活を行っている方も、解体が進む事で空き地が増えていく風景を見て寂しさを感じている様です。

坂町社協

坂町社協のジャンバーも販売している様子

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 発災直後、作業など一過性のニーズが多い被災地の状況から少しずつ個人個人に合わせてた多様性のニーズに変わっていく被災地。 災害ゴミ、土砂が無くなっていく中、被災した住民、地域の課題は変化している様子でした。

 被災地の様子が変わっていく中、支援体制も変えていく必要があると考えています。初動や緊急期など外部支援者が多く集まる際に効果的な力を発揮しますが、長い支援が必要であり、多種多様に対応する為にはどうしても地元の力が欠かせないと思います。

 坂町では、社会福祉協議会を中心に毎週のように支援活動が行われています。また、一般のボランティアが対応出来ない案件などは、連携しているDRT-JAPAN広島などにおつなぎし対応してもらっています。 

 色々な災害ボランティアセンターを見ているとやはり支援の三原則の大切さを感じます。

 

【支援活動の三原則】

  • 被災者中心・・・誰の為の支援活動を行うのか?なんの為に行うのか?支援活動の原点
  • 地元主体・・・長い復興のフェーズの事を考え、息の長い支援を行う為にも地元の方を主体に支援活動を行う。 
  • 協働・・・対応出来な事は他団体に繋ぎ対応するなどして連携し、少しでも課題解決に結びつける事の出来る体制を作る。

 

小屋浦小学校

グランドで走り周る子ども達の姿

 

 まだまだ息の長い支援が必要な坂町ですが、少しずつではありますが、前に進んでいます。校舎の二階の高さまでうず高く積まれた土砂が無くなり、現在では校庭のグランドで子ども達が元気に走り回る姿が見れました。川上から流れてきたモノで橋が壊れて渡れなかった橋が、車両で渡れる様になっていました。 ちょっとずつかもしれませんが、確実に一歩ずつ前に進んでいる被災地。 これからも関心を持ち足を運び、感じた事をお伝えしていきたいと思います。

 

ブルーフロール②ブルーフロール①

 

 広島市内にお店を構え、各地(熊本地震~九州北部豪雨~西日本豪雨)の災害地に足を運び、被災者や支援者達に冷たいコーヒーなどソフト面の支援を行ってくれる支援仲間のリトルツイッター。 以前のお店を閉店し新しく体制を変えてお店を始めたと聞いたので、足を運びました。四階でなかなか人が来ないのかなと感じましたが、お洒落で一度来ると長居してしまうような雰囲気があり、常連さんには気に入る場所なんだろうと思いました。 

 災害地にばかりいるのではなく、時間のある時は仲間たちの場や興味のある場所に足を運びたいと思います。

 広島市内にあるシルバーアクセサリー屋Beija Flor  興味ある方は一度足を運んでみてはどうですか?

 

tom