2018年の災害支援を振り返り②
2018年の災害支援を振り返り②
昨年起こった国内の災害
大田市災害ボランティアセンター
一年の活動報告を作成しているのあたり、2018年度の活動の写真を見ながら、振り返ってみても、この一年は本当に忙しい一年だったなと思う。
2016年(熊本地震)2017年(九州北部豪雨)と2年連続で九州で支援活動を行っており、2018年上半期も朝倉市での活動を起点に活動していました。
2月に福井豪雪、4月に鳥取地震、6月に大阪北部地震、7月に西日本豪雨、9月に台風24号、北海道胆振東部地震と豪雪、地震、台風、豪雨と日本列島各地で大規模災害に見舞われた一年でした。
【2018年度の緊急支援を振り返り】
【伝える活動】
【販売部会】
出来た事
- 発災直後の復旧に講習会や勉強会を行う事が出来た。
- 各地で他団体と連携し拠点を設ける事が出来た。
- 有給スタッフを設けて活動の幅を広げる事が出来た。
- 多い時には、三ヵ所で拠点も設ける事が出来た。
- 事前に顔の見える関係作りが出来ていた事もあり、場所に寄っては連携がスムーズに取れた。
- 仲間の協力を頂き拠点を設けれた為、独自に支援者を募れた。
出来なかった事
- 被害規模が広範囲だったこともあり、現場を周れなかった地域があった。
- 三者連携を試みたが一部で関係性を築くに時間がかかり、スムーズな支援に結び付ける事が出来なかった。
- 有給スタッフに的確な指示や方向性を示す事が出来なかった。
- 中長期の支援を考え、地元支援の担い手育成(発掘)が困難だった。
- 地元支援者の育成が困難だった為、移行期にうまくつなぐことが難しかった。
毎年の様に各地で起こる自然災害。これまでに試行錯誤しながらも20ヵ所以上の被災地で支援活動を行ってきましたが、これまで一度ども満足いった支援活動を行えた感覚はなく、毎回のように反省と課題を感じながら被災地を離れています。また時間が発災直後には見えなかった潜在的な課題など、時間の経過と共に見えてきたりする為、時間がある時は過去の被災地に足を運び、被災地の様子などを感じる様にしています。
昨年の支援活動で得た気付きを、未来に繋げていく事が被害を受けた住民や地域の方の復興への力にも変わっていくと思っています。また私たち人間は過去を変える事は出来ないが、未来を変える事が出来る信じています。出来なかった事を出来るようにする為にも、平時の今準備出来る事から始めていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。
tom