前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

人それぞれのGW@九州

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人それぞれのGW@九州

2011年の東日本大震災以降 GWの様な大型連休は基本被災地に居て、ボランティアの受け入れなどをしてきた。実際今年も直接ではないがボランティアの受け入れをおこなっている訳ではないが、宇和島市朝倉市にいて支援仲間と共に今後の活動のお話やさまざまな体制の整理などをおこなっていた。

 

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”夕日@宇和島

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”キャンセル待ちでどうにか乗車@フェリー”

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車中泊でいっぱいの道の駅@湯布院”

 

宇和島市朝倉市までフェリーを使い渋滞を避ける為、夜の時間を使用し移動したのだが、普段あまり混まないフェリーも途中にあった「道の駅」の駐車場も車でいっぱいの状態。世間では10連休という大型連休という事もあり、普段仕事などで遠方に出かける事が出来ない方も多く、観光地はごった返すのではないかと予想はしていたので案の定、道の駅もいっぱいになっている状態を見て、色々と思う事がありました。
 東日本大震災以降、約8年間各地の被災地で車中泊しながら活動をする私が言うのもなんですが、道の駅の駐車場にはキャンピングなど何台も止まっていましたが、軽自動車や乗用車など様々な車が止まっており、車中泊をしている様子でした。あくまでも私の想像だが、日々都会で忙しく仕事をする人たちがこうしてGWという連休を使い旅行をしているのに、車中泊をしないといけないのだろうか?せめてこんな時はホテルや旅館に泊まって連休を満喫したらいいのにと、毎日車中泊している私は思ってしまう。世の中では貧困や格差社会が付いていると言われる日本で、この大型連休を使い、金銭を気にせずに楽しんでいる国民はどれくらいいるのだろうか?など、思ってしまう。

 

 

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”農業ボランティアに参加する支援者@朝倉”

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”杷木復興支援ベースに集まる支援者@朝倉”

 

 一方2年前大きな被害を受けた朝倉では、現在も沢山の支援者が集まり、暑い中汗をかいていました。
 勿論、あの日から継続的に受け入れをおこなう支援団体が居るからこそ、現在もこうして沢山の方が参加してくれています。中には、宇和島や茨木などでお逢いした方も居られたり、2年前の朝倉で活動していた時に出会った方など様々です。
 九州各地から山口、大阪など各地から連休を利用して参加した支援者たちの姿を見ていると時間の使い方は人それぞれだなと思います。支援に参加した方が偉いとか旅行をしている人がどうだとか、言いたい訳ではなく、使える時間はすべての人に平等であり、後は一人独りが選択する自由だけがあるのだな~っと各地から参加した支援者たちの姿を見て思いました。
 
あなたはどんなGW(時間)を選びましたか?

tom