前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

久し振りの那智勝浦!?

 

 昨夜 白馬村で活動を終え、ミーティングを終えた後走り始め どうにか朝方には三重県を通り 和歌山県に入る事が出来ました。 久し振りの太平洋に少し嬉しくなる心を抑えつつ目的地の那智勝浦町へ 

   

 午後の講演まで少し時間が合った為 慰霊碑に手を合わせ気になる場所を簡単に見て回らせてもらいました。 災害直後から修復を始めるまでの半年間、災害復旧のボランティア活動の為の拠点にさせてもらいつつ生活をさせてもらった場所に目が行ったり、田んぼの復旧が終わったが水路の水を確保する川の回収が遅れているのか未だに田んぼには稲出来る環境がそろわない状況の田んぼを見させてもらったり、まだまだ作り上げている砂防ダムの姿を見ながら考えさせられたりと この3年の間に少しずつ変わっている景色を感じさせもらいました。 

 

またこの数日の移動や白馬村での活動で時間に追われていた私。 人前に立つ前に少しは綺麗にしていこうと思い 少しの時間を使いすっきりさせてもらいました。 それにしてもやはり温泉は最高です。 

  

 そんな久し振り、約半年振りの那智勝浦町ですが 今回この様に来た理由が2ヶ月前ほどにお話が合った、これまでの災害支援で感じた事をお話して欲しいという講演会の依頼があったからです。 以前 災害ボランティアで関わった所からこの様に誘われる事は本当に嬉しく 当時お世話になった方にこうして逢いに行く口実が出来る事が何より嬉しい事です。

   

 約1時間半ほどのお話でしたが防災の大切さ、復旧・復興の違いなど今まで関わった各地での災害地で学ばさせてもらった事をまとめてお話させてもらったのですが 伝えたい事が多すぎて少し詰め過ぎた様な気がしたのだが。。。。

 また最後の後半では 昨日までいた22日に起きた長野北部地震で被害に遭われた白馬村の被害の写真と様子を話させてもらい 沢山の方々応援のメッセージをいただく事が出来ました。 三年前大変な想いをしたからこそ分かる想いを感じさせてもらいました。 ありがとうございます。 数日を白馬村に帰る際持っていきたいと思います。

  

 そんな懐かしい住民の方々のありがたい時間を過ごさせてもらった本日 夕方からは当時毎日の様にお会いして日々の復旧作業の段取りや打ち合わせなどを行っていた区長さんを始め地元の方々と共に当時のお話や最近起きた広島土砂災害の様子、白馬村など改めて感じた防災の大切さなど色々お話をしながら 那智勝浦ならではのまぐろやクジラと言った地元ならではの美味しい食事を取らせてもらいました。

 そんな食事の時に聞けたうれしい声の一つに「出逢えた事への感謝」がありました。勿論 災害は無いほうがいいのですが 災害があったから会えた方がいる。何もかも大変な事が起きたけど私や災害支援に関わった仲間と出逢た事は本当にありがたい事だという声を聞かせて貰った時は本当にうれしかったです。

 被害に遭われた方には言い方がキツイかもしれませんが 災害が遭ったからこそ出会いた方々も多く それは私にとっても本当に大切な財産になる出会いだったと思います。災害をきっかけに出会えた方々に本当に感謝です。ありがとうございます。