前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

スタディツアー九州

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"飛行機を使い福岡入り" 

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”まずは杷木ベース” 

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”杷木ベースでの説明”

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”ふれあい農園の紹介”

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”当時のお話を交えて自治会長さんのお話”

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”杷木ベースで交流会”

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”日田に移動”

 

昨年に引き続き、今年も被災地へのスタディツアーを行うことになり、引率のサポートとしてお邪魔させてもらいました。 

 今回は昨年の熊本に行った日田市と朝倉市のメンバーが受け入れする形になり、昨年主催した結としては、なんだかうれしい気持ちでした。

 

 昨年の7月に被災を受けた四国の宇和島市の支援者たちを受け入れて、二年前の九州北部豪雨で被災した地域で今も行ってる支援の様子や失敗したこと、苦労したことなど自分たちの言葉で説明していました。 

 スケージュールなど事前に確認しながら、少しでも訪れた支援者に何か持って帰れるものに繋がればと思い計画したツアーだったので、それなりに響いたのではないだろうか?

 企画の段階からかかわっていた私からすると、九州の受け入れ側も四国の支援者のことを考え、地域の現状を把握するいいきっかけにつながったようで、スタディツアーをすることで双方にとって得るいい企画だと、改めて感じました。

 

緊急支援~移行期支援~中長期支援と被災地との距離を大切にしながら、これからも自分なりに応援していきたいと思います。

 

 

tom

定期的に訪れる東京

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”JVOADや他団体との会議”

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”大切な仲間が作ってくれる夕食”

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”情報発信の大切さをレクチャー”

 

今年になって定期的に東京に行くことが多くなっています。 

それも各地の被災地で出会い共に活動してきた仲間が出来たことで、東京に滞在することが出来たり、HPやネットを通して情報発信するための相談に乗ってくれる方が居たりと、東京に来るだけでいろいろな方と会える要素が大きいと感じているからでもあります。

 また今年から災害NGO結の肩書のほかに、JVOADの名刺も持ち活動を行うことになりました。災害発生した際にいち早く入った際には、情報共有したり、コーディネートのサポートを行ったりとこれまでの被災地での経験を少しでも多くの方におつなぎ出来るように、平時の今から顔の見える関係作りを行っていく予定です。

 

tom

 

 

被災地を訪れる@東北

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被災地を訪れる@東北

東日本大震災をきっかけ災害支援に関わる様になった私にとって、東北は活動の原点になっています。 支援の右も左もわからなかった私は、現地で出会った支援者とチームを作り試行錯誤をしながら活動を行いました。仙台~宮城沿岸部~岩手沿岸部~支援団体との出会いがあり、少しずつ支援活動を続ける重要性を感じ、気が付けばあれから8年日本各地に足を運び各地の被災地で支援活動を行うきっかけになったのは、

 

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”仙台で活動していた拠点があった場所” 20190509135506

”在宅避難から生活再建した住民の編み物拠点”

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”きずなハウス@七ヶ浜”

 

当時、広範囲に被害が広がっていた東北のどこに入ったらいいのかわからなかった私は、取り敢えず東北の玄関口でもある仙台に入った。仙台の駅近くもビルのガラスや車道が陥没したりと地震の影響は見られたものの、津波の影響は受けていなかったのもあり、沿岸部にある宮城野区に足を運び、数日前から立ち上がった災害ボランティアセンターに訪ねていったのが私の災害ボランティアのスタートだ。

 支援とは?ボランティアとは?当時の私はそんなことすら考えた事もなく、ただセンターに行き参加している支援者と共に活動場所に出向き片付けを行った記憶だけがある。

  仙台市の沿岸部の宮城野区若林区津波の被害が広がっており、主に活動の中心は沿岸部に集中していた。そこに拠点を構える事になり、サテライトの機能を持ち、沢山のボランティアを受け入れる様になったのだが、今考えるとノウハウもない中で独学でよくあそこまで仕組み作りや体制作りが出来たもんだなと、今になって驚いてしまう。当時、運営する資金もなく、サテライトという名前も知らず、あそこまでやれたのは改めて考えても間違いなく、共に活動していた出会った仲間たちの存在があったからだと思う。改めて感謝。

 そんな出会いから体制を整えた仙台の拠点を6月以降は後にして、車一台で東北沿岸部をぶらぶらしながら、色々な団体の所や被災地の様子を見ながら活動を行い始めたのがこの災害支援の原点です。

 

 

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”復活した駅@石巻

20190510094651”防潮堤建設中@釜石” 20190510110715

”退去した仮設住宅@大船渡”

 

 地域によって様々な被害を見ながら、色々な支援者たちと出会いました。東松島石巻~南三陸気仙沼陸前高田~大船渡など行き当たりばったりで出会った住民や支援団体に声をかけながら、色々な方とお話をしながら色々な事を聞かせてもらいました。

 また、沢山の支援団体と出会う事で、色々な団体のやり方や形を見させてもらった気がします。 あの時、一人で沿岸部をうろうろした事が現在の様に型にはまらず被災地の状況に合わせて支援活動を行う様になったのだと改めて感じる今回のツアーになりました。

 

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 また今回久し振りに岩手県の沿岸部まで足を運ぶ事が出来た。宮城県と違い被害が大きかった岩手県の地域では、街の中心地が大きな被害を受けた事や人口流出が大きな課題を抱えている地域が多くみられました。

 約6年振りに岩手まで北上すると当時の景色から想像出来ないほど、良くも悪くも変わっていました。 

 海が見えなくなった町。新しい建物が立ち並ぶ町。数十メートルもかさ上げした町。地域をみていると改めてコミュニティーの大切さ。人を支援するのはやはり人なんだと感じる日々でした。

 今回3日間の東北のツアーでしたが、改めて定期的に東北に足を運ぶ必要があると感じました。

 

tom

 

スタディツアー準備@宇和島

打ち合わせ@日田

スタディツアー準備編

災害NGO結のミッションの一つに「伝える活動」がある。 被災地の支援活動を通して感じた事、学んだ事を少しでも多くの方にお伝えし防災や支援活動に繋げる事が、今後の未来に少しでも役立つのではないかと思っている。

 そんな「伝える活動」の中で、昨年から始めプログラムの一つに過去の被災地へスタディーツアーするという企画がある。

「伝える活動」とは、被災地での支援活動で気付いた事や感じた事、学んだ事を被災地以外の地域や学校(小中高大学校)などで講演したり、被災地で過去の被災地の事例や経験値をお伝えしたり、過去の被災地へスタディーツアーなどをおこない伝える活動

 

 

被害@日田

”被害の様子@日田”

山間部被害@杷木

”被害の様子@杷木”

被害@杷木

”再建に取り組み住民@杷木”

 

2017年7月に起きた九州北部豪雨で、支援活動に入った朝倉市。活動の中で出会った地元の支援者や隣町の日田市で支援活動を続けていたメンバーに、少しでも伝えれたらと思い。昨年(2018年)の5月に熊本県へ訪れるスタディーツアーを企画し、熊本市益城町~南阿蘇村~阿蘇市熊本地震の活動で出会い活動を続けている(当時)支援団体の元に出向き、活動で苦労した事や工夫している事などを直接お会いしお話を聞く一泊二日の企画を行いました。

 

 

スタディツアー打ち合わせ@宇和島

”打ち合わせ@宇和島

スタディツアー打ち合わせ@宇和島

”資料@事前勉強会”

 

そんな昨年行ったスタディーツアーで出会った支援者たち(熊本、朝倉、日田)メンバーが、昨年被害を受けた宇和島に何度も足を運び支援活動をおこないました。 

 活動以外でお話をした事や一緒に食事を取ったことなどした事で顔の見える関係になった事は、多少は活動内で連携が生まれるきっかけにつながったと思っています。

 

スタディツアー打ち合わせ@宇和島

”事前勉強会@宇和島

スタディツアー打ち合わせ@宇和島

”事前勉強会@宇和島

 

 昨年研修に参加した彼ら(日田や朝倉メンバー)が、今回は宇和島の方々をお招き自分たちの活動を紹介したり、変わりゆく地域の様子をお伝えする企画を行っています。

また約半年以上に渡り愛媛に滞在し中間支援の役割を行っていた仲間も、宇和島入りしていた事もあり、共に朝倉に行く事になり、昨年のスタディツアーに寄り近いメンバーで行う事なりました。

 支援で繋がったこうした縁を大切にしていく事、各団体で何かを行うのではなく、連携し共に考え、前に進む姿を伝える事も外部から支援に入った支援者の大切な役割だと思っています。 

 また受け入れる事で、見えなかった事も見えるきっかけに繋がる事も多いにあると思い、九州の受け入れる立場のメンバー、宇和島から学びに行くメンバーと双方にとって有意義な時間になると思います。 

 来週14日から始まる二泊三日のスタディツアー、出しゃばらない程度にサポートしていきたいと思います。

 

 tom

被災地へ訪れる@朝倉

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被災地へ訪れる@朝倉

 福岡県朝倉市をご存知ですか?柿や梨、ネギなど農産物が有名で、福岡県と大分県の県境に位置する朝倉市。2年前の九州北部豪雨での大きな被害を受けた事により、発災直後から支援に入ったことでその後も深くかかわる様になった。

  

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”山に登る車道も未だに崩れている場所も@朝倉”

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”大きく崩れた山肌@朝倉市

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”少しずつ進む河川工事@朝倉”

  

 甘木市朝倉町、杷木町の市町村の合併で13年前に生まれた朝倉市。二年前の水害は市内の各地で浸水被害、土砂崩れなど複合的な被害に見舞われました。中でも旧杷木町では、いくつもの集落が大きな被害を受け、集落の危機を迎えている地域もあります。

 発災から二年目を迎えた今年も山が崩れ、いくつかの地区では被害が出ました。九州大学の先生の展開では、約10年は土砂が流出するだろうという見解も言われています。

 

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”杷木地区を中心に活動する@杷木ベース”

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”現在も活動中@農業ボランティアセンター”

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”運営をサポートする@杷木ベース”

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”GWは各地から参加してくれた@杷木ベース”

 

 そんな被害の大きかった朝倉市では、細く長く継続的に支援活動を行う事を掲げ、地元で立ち上がった団体がいくつかある。その中でも、立ち上がりから関わっている杷木ベースでは、現在も支援仲間たちが力を合わせ、外部から参加してくれる支援者を受け入れ、地元の方と共に色々な企画を進めています。

 一年前に立ち上げり、右も左もわからない中で始まった地元の支援者たち。自分たちのペースで運営し継続的に活動している姿は、外部支援で現地に入った私から見ていると嬉しい存在です。

 それと同時に、地元支援者として地域の方と共に歩む存在は、見てて苦しさも感じる事もあります。外部支援として入った私たちは、ある一定の時期が来たら地域との距離を持ち、関わり方が返る事が出来ますが、地元で立ち上がり活動している彼らは終える事が難しい環境の中で続けている事のプレッシャーを感じます。

 支援を続ける事の不安や難しさ、支援者を受け入れる事で気にかけないといけない事が多くなり、逆にやる事や資機材などの存在など、これまで各地で支援活動を行ってきた私だからこそ、色々なモノが見てきます。 それでも活動を続けている彼らの存在は被災した地域の方にとって何よりも大きな存在だと思います。

 災害により被害を受け、色々な課題が生まれそれを解決に向き合っている住民にとって、解決に結び付くかわからないけれど、共に現状と向き合い側に居て相談出来る存在いうだけでも、大きな存在だと思います。現に拠点に一日居ると色々な地域の方が顔を出したり、差し入れを持ってきたりと、地域に根付いた存在であるのは確かです。

 

 災害支援に入って事で、出会った仲間、地域の方々とは、直接支援を行わなくなったとしてもこれかも関わり続けていきたいと思います。

 

tom

人それぞれのGW@九州

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人それぞれのGW@九州

2011年の東日本大震災以降 GWの様な大型連休は基本被災地に居て、ボランティアの受け入れなどをしてきた。実際今年も直接ではないがボランティアの受け入れをおこなっている訳ではないが、宇和島市朝倉市にいて支援仲間と共に今後の活動のお話やさまざまな体制の整理などをおこなっていた。

 

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”夕日@宇和島

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”キャンセル待ちでどうにか乗車@フェリー”

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車中泊でいっぱいの道の駅@湯布院”

 

宇和島市朝倉市までフェリーを使い渋滞を避ける為、夜の時間を使用し移動したのだが、普段あまり混まないフェリーも途中にあった「道の駅」の駐車場も車でいっぱいの状態。世間では10連休という大型連休という事もあり、普段仕事などで遠方に出かける事が出来ない方も多く、観光地はごった返すのではないかと予想はしていたので案の定、道の駅もいっぱいになっている状態を見て、色々と思う事がありました。
 東日本大震災以降、約8年間各地の被災地で車中泊しながら活動をする私が言うのもなんですが、道の駅の駐車場にはキャンピングなど何台も止まっていましたが、軽自動車や乗用車など様々な車が止まっており、車中泊をしている様子でした。あくまでも私の想像だが、日々都会で忙しく仕事をする人たちがこうしてGWという連休を使い旅行をしているのに、車中泊をしないといけないのだろうか?せめてこんな時はホテルや旅館に泊まって連休を満喫したらいいのにと、毎日車中泊している私は思ってしまう。世の中では貧困や格差社会が付いていると言われる日本で、この大型連休を使い、金銭を気にせずに楽しんでいる国民はどれくらいいるのだろうか?など、思ってしまう。

 

 

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”農業ボランティアに参加する支援者@朝倉”

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”杷木復興支援ベースに集まる支援者@朝倉”

 

 一方2年前大きな被害を受けた朝倉では、現在も沢山の支援者が集まり、暑い中汗をかいていました。
 勿論、あの日から継続的に受け入れをおこなう支援団体が居るからこそ、現在もこうして沢山の方が参加してくれています。中には、宇和島や茨木などでお逢いした方も居られたり、2年前の朝倉で活動していた時に出会った方など様々です。
 九州各地から山口、大阪など各地から連休を利用して参加した支援者たちの姿を見ていると時間の使い方は人それぞれだなと思います。支援に参加した方が偉いとか旅行をしている人がどうだとか、言いたい訳ではなく、使える時間はすべての人に平等であり、後は一人独りが選択する自由だけがあるのだな~っと各地から参加した支援者たちの姿を見て思いました。
 
あなたはどんなGW(時間)を選びましたか?

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中間支援を考える@岡山

中間支援を考える@岡山

中間支援の研修会@岡山

"中国5県で行う中間支援の為の勉強会"

中間支援の研修会@岡山

”シンポジウムの午後の部はワークショップ”

 

 昨年の西日本を中心に被害を受けた「平成30年7月豪雨」では、広範囲に渡り被害が広がり改めて、団体間の情報共有を行い連携し支援に当たる必要性をこれまで以上に感じました。情報共有をする為にも、各団体が連携する為にも、それを繋ぐ中間支援の存在が必要不可欠です。

 そんな有事の際に中間支援の組織が連携する為にも、平時の今から顔の見える関係を作り、お互いの持っているリソースを確認し合っている事、勉強しあう事、つながりを再認識する子事は大切な事だと思います。

 

中間支援の研修会@岡山

”懇親会も大切な交流の場@岡山”

中間支援の研修会@岡山

”顔の見えた関係者との交流@岡山”

 

 日中のシンポジウムで学んだ事も大切ですが、つながった関係を太くする為にもお酒を交えながらも懇親会を行う事もまた一つ大切な場だと思います。 各地の団体の活動の紹介を聞いたり、どんな事が悩みだったり、どんな取り組みに力を入れているなど、食事をしながらつながりを深める事で、有事が起きた時に連携しやすい状況が生まれると思います。

 

JVOAD先遣隊の打ち合わせ@岡山

”今後の体制の為の打ち合わせ@岡山”

  

 また、先日も東京で打ち合わせをしたJVOADの事務局と翌日のお昼から待ち合わせをして、本格的に連携する中身を確認しました。 お互いの見てる先、必要な動きや求めているモノ、自分の存在ではなく、未来を見据えて自分たちが何を行っていかないといけないのか?本音でお話をすることが連携して行くはじめのステップだと思います。

 

tom