前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

きっかけのあの日!?

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 あの日から5年になる本日 朝から水戸で「伝える活動」がある為移動開始。朝早くから遅くまで毎日業者の方々は作業を進めているお陰で決壊で大きな被害を受けた三坂地区の土地は少しずつではありますが、平らな場所が増えてきています。ご苦労様です。

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 そんな本日は「茨城県社会福祉協議会」主催のフォーラムがあり、その中で登壇する事になっていた私は、午前中これまでの災害地で学ばせてもらって来た事を簡単にではありますが、お話しさせてもらいました。

 また午後からは茨城県内の社協でこの5年間に起きた災害時に災害ボランティアセンターを立ち上げた東日本大震災の時の「北茨城市」・竜巻被害を受けた「つくば市」・鬼怒川が決壊して被害を受けた「常総市」など各災害での支援の様子を聞かせてもらったり、今回の常総市での協働で支援活動を行った「NPOコモンズ」や「茨城生協」・「防災科学研究所」が現場で経験した事や課題など報告を聞かせてもらい、気付かせてもらい、新しい目線や気づきを教えてもらいました。

 最後の後半は全社協の園さんの講演で「災害ボランティアセンターのこれまでの歴史と連携の必要性」などのお話を聞かせてもらい沢山の学びを感じさせて貰った時間を過ごさせてもらいました。  災害地で毎回の様に顔を合わせる事がありますが、お互いにバタバタしている中での会話だけに、なかなかお話しをする事がありませんが、こうして講演を通してお互いの声を聞くことも今後の活動の事を考えると大切な時間になっているのだと思います。

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 フォーラムが終わり夕方にはどうにか常総に戻りたかった為、車を走らせ「ゆいまーるの家」へ

 本日は3月11日という事で東北を想い「北関東・東北豪雨」の支援活動で関わった地元の三坂屋メンバーと共にたこ焼きを食べながら、キャンドルナイトを行い「3.11の私」と題して 一人独りのあの日の状況、環境、行動、その後の事をお話しする事にしました。 

 もう5年、まだ五年、時間が過ぎるのは平等ですがその時間の中で何をし何を感じ何を行って来たかは人それぞれ違います。また時間を感じる感覚も違い。この5年という月日の長さも人それぞれの感覚の中で過ぎているのだと思います。あの日、何か出来ないかと思い、東北に向かった私。気が付けば東北に留まり、次の災害地の福島へ そして那智勝浦町へ。。。気が付けばこの5年で15ヶ所もの現場に走って来た自分がいます。 毎回何が出来るかわからない中、出来る事をと思い現場に入る私ですが、少しずつ経験を積み、各地で出会い共に活動を行って来た仲間が出来、少しずつ暖かい応援をしてくれる方々が増えてきて、ちょっとずつ気にかけて声をかけてくれる先輩方が増えてきてくれています。 

 雑草の様に右も左もわからないまま走り続けてきたこの五年。福祉だの救助法だのマイノリティーだの重機だのNPOだの社協だのボランティアだのわからない事が沢山ありますが、目の前にいる自然災害で困った方に何が出来るか、何を行った方がいいのか、何を準備した方がいいのか、今までの経験を活かし、足りないかもしれない頭をフルに活用し少しでも先回りの出来る支援活動を行っていきたいと思いつつ、少しでも被害、犠牲を出さない為にも、時間がある時期は「伝える活動」(講演)を行いながら防災活動に関わっていきたいと思います。

 あの日から始まった私の活動を再確認させてもらえる今日という日、被害に遭い今もまだ復興に向けて大変な苦労をしている方々には失礼に感じる事も多いと思いますが、東北の地、東北の方々、関わった方々にいつも感謝しています。ありがとうございます。そして被害に遭われた方々に鎮魂の意を。。。。 

 初夏にでも東北に足を運びたいと思います。