前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

鎮魂と感謝を忘れない!?

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 最近居なくていい状況になって来た可部東サテライト 社協職員と大学生のメンバーを中心に機動力の高い運営チームが出来て来て 少し時間が出来ると自主的に現場を周り自分たちの目でしっかり現状を把握し新しい依頼を聞き周る様になってきました。 

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 そんな本日も約270人のボランティアの方々が参加してくれました。 中には高校生の団体や広島県内の社協さんの団体や先日から入っているひのきしん隊や毎日の様に参加してくれている地元の個人の方々の姿を本日も沢山見せて貰いました。

 それにしても 沢山のボランティアの方々の中には 自分自身の今までの経験を生かした特殊技能を生かした内容を対応してくれるボランティアの方々もいて 現場が色々と片付いて来ています。

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 1週間前 三台の車が土砂の中に埋まっていたお宅も重機チームと外人部隊競艇チームなど沢山のボランティアの方々のお力をお借りして 本日ここまで綺麗になりました。 日中は沢山のボランティアが入りアフター5後には重機チームが入り 業者の方、ボランティアの方々の邪魔にならない様に進めて来たこのお宅も本日で終了です。 こうして時間の経過で現場を見ているとバトンを繋ぎながら一人独りの力が重なり進める作業の凄さを感じつつ 人が与える人への影響を感じさせて貰いました。

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 そんな本日のお昼に かき氷とドーナツの炊き出しが来てくれました。若い力が多く参加してくれた本日の可部東地区に沢山の笑顔がありました。

 その若い力の中に沖縄出身の高校生がいた事は沖縄出身の私にとって嬉しい事でした。 沖縄を離れて10年以上経つ私の人生の中でなかなか沖縄の方と接点もなく また災害支援に関わる沖縄の方とは一切知らない私にとって こうして災害地でボランティアに参加してくれている沖縄の子と出会うだけでも本当に嬉しくなります。

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 家屋内の作業が進んでいる今 少しづつ作業内容も変わり始めている現状の中 災害ボランティアの方向性を決める時期が近付いている気がします。勿論 安佐南区安佐北区では被害状況、新着状況など違うのでなんとも言えませんが いつの日かどこまでやるのかを決めないといけない時期が来ることは確かです。

 一日でも早く決定をして方向性を見定める事が今度の活動に少しでも結び付き 次の支援への体制が整い 参加するボランティアの方々の混乱を防ぎ 被害に遭われた方々への支援への力にスムーズに結び付く事になると思います。

 何をどこまでするのか?何はしないのか?? ハード面ではなく ソフト面をどうするか??? 本当に難しい決断もあると思いますが。。。。住民の為にも少しでも早く 

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お昼近くに八木地区に入っている「服さん」から最後の行方不明の方が見つかったと言う情報も入り 手を合わせたいと思いもあり、午後から少し落ち着いて来た私は明日の段取りの為に安佐南区の八木へ

 八丁目、阿武の里、八木が丘など以前から気になる被害の大きかった地区の新着状況を見つつ独りいつもの様に住民に声を掛けながらブラブラ また昨日のNPONGO連絡会議で少しお話が出た内容の事で「め組JAPAN」・「広島たすけ隊」の拠点に足を運びちょいとお話を聞かせて貰いました。

 現場を走っていると少しづつ片付いて来ている八木地区の様子を見て周りながら 沢山の知り会いの方々が頑張っているサテライトに顔を出し ミーティング風景を外まきから覗かせて貰いました。 災害直後からちょこちょこ見て来た八木サテライト 当初から考えるとドンドン形が出来ている来ている様子が伝わってきました。しかし 見えない所では。。。 見えない事の問題が見えて来ている様子でした。

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 本日も安佐北区安佐南区をバタバタ走りながら 過ごした一日でしたが 台風16号の動きが少し気になります。まだまだフィリピン沖にある台風ですがまだまだ9月の半ばの今年 これからの事が色々心配です。

 

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 最後に本日をもって 行方不明者が全て発見された広島市の今回の土砂災害 74人の尊い命、被害に遭われた方々に対し心よりお悔やみ申し上げます。 また捜索作業に関わった行政関係(自衛隊、消防、警察など)の方々 本当にご苦労様でした。

 各地の災害に関わり未だ行方不明になっている地域がある中 こうして発見されご遺族の元に帰る事が出来る事は遺族の方にとって心の中でひっかかったモノが少し取れた思いだと思います。 今回お亡くなられた方々へ祈りを そして これからも伝える事、忘れてはいけない事を今一度心に止めて置きたいと想います。

   

未来の「笑顔」の為に~    for smlie of the Future

 

tom