前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

継続は力なり!?

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 昨夜遅くまで有意義な時間を過していたのにも関わらず 「阿蘇災害ボランティアベースZEN」では朝から動き出すメンバーを見送り 本日出発する予定の私は午前中の間に出来るだけ周る事に。。。。

 

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 まずは年末から活発化した阿蘇山の近くまで上がれるというので 車で行ける所まで行く事にしたのですが やはり阿蘇は本当に凄い! 地球と言う自然の中で生かされている事を感じさせて貰える数少ない場所の1つだと思っている阿蘇。 こうして阿蘇山に登り外輪山の囲まれている中に住民の方々が住んでいる町がある景色を見ると本当に自然の神秘さに感じさせて貰いました。 また年末から活発化している阿蘇山の煙を間近いでみると地球自体が生きていてその生命の中で生かされている事に再確認させてもらいます。 そんな地球の中で生きていく為には私たち人間は同様にして生きていけばいいのだろうか?と言う途方もない大きな問題を考えさせて貰える貴重な時間を過させてもらえます。

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 お昼からは当時被害が大きかった古城地区に足を運び毎回の様にお世話になっている地域の方のご挨拶させてもらいました。 それにしても約160mほどの大きな砂砂防ダムが完成しており、また他の場所では仮設住宅の横に立派なお家が建っていました。 また以前石や流木など大量に流れて来ていた畑には念願の高菜が育っていて、年末に来た時には出来ていなかった小屋が建っていました。また災害直後はまだ高校一年生だった子たちも今年で高校を卒業し車の免許を取得して四月からは就職する事が決まっているとの事でした。 災害支援を行う事でドンドン仲良くなり毎年の様に行事などに参加させてもらえる様になっている関係生が出来た古城地区の方々 毎回の様に帰って来る度に顔を出しては何気ない事をお話して帰っていく私。 こうして受け入れてくれていることに毎回感謝させて貰っています。

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また「阿蘇災害ボランティアベースZEN」に戻ると近所のお母さんがベースに顔を出してくれて「今度でいいので敷地内に植えた高菜を約30kgほど欲しい」との事でした。2012.7.12「九州北部豪雨」の災害前までは外の人間で関わる事もなかった人たちが今もこうして細く長く活動を続ける事で ベースの近所の方との交流も生まれている事は活動を行っているメンバーからしたら当たり前の事かもしれませんが 少し離れた角度から見ると本当に凄い事だと思います。

 またそんな事を考えさせて貰い、古城地区で頂いた高菜で美味しい菜焼きを作り 少し遅いお昼ご飯を食べさせてもらいました。 

 また昨年広島で起きた「8.20広島土砂災害」にも沢山の仲間が駆け付けてくれた「阿蘇災害ボランティアベースZEN」のメンバー 2月の「復興すまいるフェスタ」で販売を開始した復興応援Tシャツ企画「The Re:strat」の注文が入ったので置かせてもらいました。

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 熊本、阿蘇市内の地元のメンバーを中心に出来る事をコツコツと進めながら今も活動を続けている「阿蘇災害ボランティアベースZEN」 今年も土砂災害を受けた畑で石ころ拾いなどを行い畑の再生をお手伝いさせて貰い植えた高菜を日本各地にお送りする「阿蘇タカナリボーン運動」(感謝や応援の意味で)や東日本大震災で大きな被害を受けた石巻の大川小学校や日本各地から頂いたひまわりの種を蒔き咲かせのちに被害を受け立ち上がろうとしている各地へ支援のリレーが続いている「ひまわり大作戦」など行う予定です。興味のある方は是非タイミングを合わせて阿蘇に足を運んでみてはいかがですか?

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 阿蘇の仲間に再び別れを告げ 広島支援に入っている長期ボランティアの「藤さん」の親戚がいる玉名市

 昔に津波が合ったという地域は少し変わっていて堤防の外に家屋や牛小屋、農地等の生活スタイルがあり さらに外側の海に面した堤防があると言った昔に埋立地を行った名残が残っている地域で 夕日を見ながら少し地域を見させてもらい色々感じさせて貰いました。 

 災害支援を行う前の自分だったら こういった地域を見ても何も感じなかったと思いますが 地域や環境、地形が災害に大きな影響を与えると感じている私にとって本当に印象的な景色が広がっていました。