前原土武(トム吉)の災害支援活動ブログ パート2

日本各地で起こる自然災害の復旧・復興の姿を綴るブログ

災害支援フォーラム@倉敷市

災害支援フォーラム@倉敷市

災害支援フォーラム@倉敷市

災害支援フォーラム@倉敷市

 3/12の本日は岡山県倉敷市に足を運んでいます。

 平成30年7月豪雨の発災から約8ヶ月が経過した現在の段階で災害支援フォーラム「災害支援の協同のあり方と社協の役割について」を開催するとお誘いがあったので少し聞きにきました。

 発災直後に現地に入り、支援活動の体制を作り上げる時に少しだけ関わらさせてもらった「倉敷災害ボランティアセンター」。 発災直後の際に感じた”受援力”の高さが今回のフォーラムでも感じる場面が多くありました。

 午前中に災害ボランティアセンターを通しての簡単な振り返りと今回の目的の説明があり、午後からは4つの分科会に分かれての時間になり、最後は本日のフォーラムを振り返りを行う工程になっていました。

 単刀直入に意見を言うと、いいフォーラムでした。何より改めて倉敷市社会福祉協議会の良さが伝わったフォーラムだったと思います。

 

災害支援フォーラム@倉敷市

最後はみんで「バディー!オー!」

 

 発災直後から色々な支援団体や企業、地元の方々のご協力を受け入れながら災害ボランティアセンターの体制を整えた倉敷市社協。 倉敷市に顔を出す度に体制がよくなって来たり、新しい団体が入ってきたりと目的の為に支援を受け入れていたと思います。

 

フォーラムの中でも度々、支援の三原則と題して「被災者中心・地元主体・協働」活動の目的がずれないように。何のために災害ボランティアセンターを行うのか?誰の為に協働で活動を進めるのか?を終始お話をしていたと思います。

 実際に発災直後から「困っている人がいれば、やりゃあええが」「自分たちだけでは何も出来んけー」「被災者の為になるならやってもらおうやー」「よろしくお願いします」と支援に入った団体にとって支援しがいのある言葉が聞こえた災害ボランティアセンターだったと思います。

 

 また、今回8ヶ月というタイミングでフォーラムを行い、復旧期の振り返り(中間報告)を行ったのも、本当によかったと思います。 これからまだまだ続く復興への道。外部支援をうまく受け入れて進んできたこれまでですが、少しずつ地元へバトンを渡しながら、岡山県内の支援者、倉敷市の支援者、隣近所、被災者同士の助け合いなど、支え合う距離感の必要性も変わってきます。

 発災からこれまでを沢山の方々と振り返りながら、これまでの歩みを整理する事、個人個人が行ってきた事を共通認識にすることが、これから先長い復興への道には大きな感覚につながると思います。

 

 災害NGO結として、過去の災害地で小さいなりに振り返りや今後のロードマップを作る為のWSを被災した地元の方々と共におこなった事はありますが、今回倉敷市にお邪魔して改めて、沢山の方と一緒に振り返る事の大切さを再認識しました。 感謝。

宇和島にどのように持って帰れるか?今後の支援活動にどのように結び付けるか、考える材料になりました。

 

め組のぱぱらと旅商人の亮章

話変わり、帰りの際には、宇和島から持ってきたみかんとキューイを倉敷市で活動を続けている支援仲間のめ組のパパラと旅商人の亮章にお渡しさせてもらいました。 因みんい朝イチで真備町に行って、先日益城町から持ってきたサツマイモを旅商人の拠点にお届けしていきました。 

 現場で頑張っている支援者をこれからも後方から支援出来る人でありたいと思います。

 

tom